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大事なのは「論理」だけじゃない。2023年は「こころ」とも向き合う【新年の抱負】

新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

年末年始って、あっという間に過ぎますね。特に遠出することもなく、家でゴロゴロしながら過ごしました。ヒマだったので9歳の息子に麻雀を教えたら、思いのほかハマってしまったようです(笑)

ユニークワンでは、例年どおり1月4日から仕事始めとなりました。

振り返ると、2022年は「全国展開に向けて大きな一歩を踏み出した」1年でした。

ユニークワンを応援してくれたお客様はもちろん、無数の選択肢の中からユニークワンを選んで働いてくれているメンバーにも、感謝の思いで一杯です。

「1年の計は元旦にあり」ということで(もう元旦は過ぎましたが…)昨年の振り返りと、今年1年の抱負を書いてみようと思います。


2022年は「派手」な1年だった

1年前のnoteで、2021年は「地味」だったと言いました。「地味」とは、社内の仕組みを整えることに注力した、ということです。外交よりも内政をがんばった、みたいな感じです。

それに比べると、2022年は「派手」な1年だったかもしれません。社外の人からみても「ニュースになりそうな施策」を多く実行できた年でした。

(1)コンテンツマーケの開花

2020年10月から本格始動した、コンテンツマーケティング施策。

具体的には、

・Webマーケティングノウハウを発信するオウンドメディアを運用する
・セミナー申込/問い合わせなどの「リード」を取れるようにする
 =いきなりテレアポ、のような「アウトバウンド」営業はしない

という施策をやり続けてきました。

2022年は、これらの施策が大きく花開いた1年でした。

自社サイトのPV数は2年で15倍に増加。月間30万PVも見られるサイトとなりました。
リード数も、月間300件ほど。2年で6倍にも伸びました。

地方の一企業であるユニークワンですが、今は全国から問い合わせが来ています。

良質なコンテンツを発信し続ければ、小さな会社でも戦える

と、身をもって実感した1年でした。

(2)note社・LINE社との協働

2022年は、note社・LINE社といった大手プラットフォーマーさんと協働する機会がたくさんあったのも感慨深いです。

2022年9月、ユニークワンは全国で2社のみの「note proセールスパートナー」に認定いただきました。

ユニークワンでは、2020年9月からnote proを使っています。地方の企業では、かなり早いタイミングでnote活用をスタート。現在は140記事以上を公開しています。

結果、自社とマッチした人材採用が進んだのはもちろん、note記事が新聞等の外部メディアに掲載されたことで潜在層へ認知拡大ができた、などポジティブな効果がたくさんあったんです。

地方企業として先行的にnoteを活用してきたノウハウを活かして、他社へも貢献できるという点で、今回セールスパートナーに認定いただきました。本当に感謝しかありません。


LINE社に関しては、当社運営のローカルメディアからLINE公式アカウントを通じて記事を届けることができるようになりました。

これまで、LINEアカウントメディア(公式アカウントをフォローするユーザーに記事を届ける仕組み)では、条件面などの都合からローカルメディアの参画が厳しかったんです。

しかし「AM Select」という新メニューが開発され、ローカルメディアでもLINE公式アカウントを通じた情報発信が可能となったのです。

これまで「にいがた通信」をはじめとするメディアは、ニュースを読むためにWebで検索する「能動的」な方が読者の中心でした。

しかし2022年から、LINEという皆さんが使うプラットフォームで記事を配信できるようになった。

つまり、これまでローカルメディアに触れることがなかった「受動的な」方々にも情報を届けることができるようになりました。

名だたるプラットフォーム提供会社と協働できたことは、ユニークワンにとって間違いなく大きな一歩でした。

(3)駅前オフィスの新設

2022年は「駅前オフィス」を新設できたことも嬉しかったです。

駅前オフィスは、新潟駅万代口方面から徒歩2分の一等地にあります。

歴史ある「クオリスビル」に入居したので、駅前エリアの「価値」を高めるのに少しでも貢献していきたいですね。


「PR」は大成功。課題は「現場力」

2022年は、対外的なPRが予想以上に上手くいきました。しかしその分、現場が対応しきれていない部分があったのが課題です。

リードは多く獲得できていたにも関わらず、売上/粗利目標が未達だったのは2022年一番の反省ですね…。

2023年は、商品のパッケージ化をはじめ営業戦略を見直し、現場力を高めていきます。


2023年は「ミッションドリブン」な1年に

2023年における会社経営のテーマは「ミッション・イシューの解像度を高める」です。

※ミッション:企業が社会において果たしたい役割
※イシュー:企業が解決すべき社会問題

2022年は東京に行く機会が多かったです。大型の資金調達に成功した社長や、年商が数百億もある上場企業の社長など、地方ではなかなか会えない人たちとも交流することができました。

その中で特に感じたことがあって。東京で出会った急成長ベンチャーや上場企業の社長は、、ミッション・イシューの解像度が非常に高いという点です。

この学びから、自分の会社でも「どんな社会課題を解決するためにユニークワンがあるのか?」を言語化し、社内・社外にしっかりと発信していきます。

ということでさっそく今年から、ミッションを見直すことにしました。

2023年1月版の会社紹介資料

創業当初から掲げてきたミッション「地方のIT化をリードする」。

内容の軸は変わらないのですが、「どんな立場でどんな課題を解決するのか?」というスタンスが曖昧なため、リード文をつけることにしました。

中核となるのは「地域社会に心ゆさぶるコンテンツを増やす」こと。

ミッションにあるキーワード「地方」の解像度を高めるために「地域社会」という言葉を使いました。

「地方」は、どうしても「都会」との対立構造で捉えられがちです。しかし、ユニークワンが向き合うのは「地域社会」。"rural(田舎)" ではなく "local(地域社会)"なんです。

地域社会は、都会・田舎に限らず存在しますしね。

また「IT化をリードする」という言葉の解像度も高めました。

「IT化」というと、業務効率化のような「DX」文脈で解釈されてしまうことも多いんですね。

しかし、ユニークワンが行う「IT化」は「心ゆさぶるコンテンツを増やす」ということ。

「企業が伝えたい情報」や「地域に埋もれた情報」をコンテンツに替え、ターゲットに届けることで地域社会の課題を解決していきます。

Webマーケティングに関していうと、最近「ステマ」の取り締まりが厳格化されていますよね。つまり、「オーガニック投稿」と「広告」を明確に分けようという流れが加速しています。

もちろん、ユーザーに不利益があるので「ステマ」はナシです。

ただ、広告/オーガニックの区分けは、あくまでビジネス側の話なんです。

ユーザーにとっては、「おもしろいコンテンツ」か「つまらないコンテンツ」か。広告だろうがオーガニック投稿だろうが、「おもしろい」と思ったものは見られます

ユニークワンは、広告/オーガニックの両面で「おもしろい=心ゆさぶる」コンテンツを発信し続けていきたいです


「論理」だけでなく「感情」も大切にする

会社経営において、2023年におけるもう一つの指針は「感情に寄り添う」ことです。

簡単にいうと、「社員に会社をもっと好きになってもらえる」1年にしたいんです。

ユニークワンでは2020年秋ごろから「識学(しきがく)」をベースにした組織運営をしてきました。

識学のコアとなる考えは「指揮・命令系統」と「役割」を明確にすること。

自分の役割は何か・誰の指示に従って働くのかがクリアになる。すると、個人としても働きやすくなりますし、組織としてもスムーズに動けます。

でも、この考え方は「ロジカル100%」な感じがしませんか?

上司が指示して部下が従う。「合理的」ではあるものの、「冷たい」印象を抱く人の方が多い気がします。

実際、メンバーからもそんな声が上がっていました。

・他部署とのコミュニケーションが取りやすい雰囲気があるといい
・入社して早い段階から、業務以外のオフなコミュニケーションを取りたかったなと思う

会社で働いてくれるのは「ロボット」ではなく「人間」です。当たり前ですが。

役職や部署、といった役割はもちろん大事ですが「この会社の人たちは信頼できる」「一緒に働くのが楽しい」という感情がないと、会社への愛着なんてうまれませんよね。

正直、2022年までは識学の考えに則って「数学」的に組織を運営していました。でも、2023年からは「国語」的な側面も重視したいです。

これは決して識学の考えを否定するものではありません。「組織にとって不必要な迷いをなくす」という識学の考え方自体は、今でも正しいと信じています。

一方で、我々が扱う広告・PRという商品は、言ってしまえば人間の心そのものです。

識学から学んだ組織運営の原理・原則を守りつつも、商材特性にあわせた組織のアップデートをしていきたい。そのように考えています。

私たちが目指す「心ゆさぶるコンテンツ」をつくるためには、仕事の指示・実行以外の雑談、つまり「余白」なコミュニケーションも絶対に必要です。

心ゆさぶるコンテンツを作るには、まず社員の「こころ」が会社に向いてないとダメだ。

メンバーからの意見を聞いて、そう強く感じました。

会社に愛着を感じてもらうために、ウェットなコミュニケーションも増やしていきたいです。

たとえば、創業10周年で社員旅行を企画しています(2014年創業なので、2024年で10年目になります)。

他にも「部活動をやりたい!」などの意見も出ているので、積極的に実施していきたいです。

よく考えると「ミッションの解像度を上げる」のも、メンバーの気持ちを一つにするために必要な手段、ですね。

「仕組み・制度」や「待遇」といったハード面だけでなく、「ミッション」や「社内の雰囲気」といったソフト面も重視する組織運営を行なっていきたいです。

・ ・ ・  

2023年も、ユニークワンをよろしくお願いします!

「地域社会に心ゆさぶるコンテンツを増やす」というテーマに興味がある方は、ぜひ採用サイトを見てみてください。

私個人へのDMも大歓迎です!


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