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日本語を教える。という葛藤

みなさんこんにちは!
国際協力NGOのCBBでインターンをしている大分大学の神野です!

今日は、朝から髪を切りに行っていました。

2ヶ月振りに髪を切ったのですが、今日は眉毛まで剃ってくれました。

産まれてこの方、眉毛を剃ったことが無かったので、くすぐったかったですが、すっきりしました。


そんな今日は、住み込みスタッフに関しての記事を書いてみようと思います。


現在、CBBスクールには3人の学校を中退した住み込みスタッフがいます。

その内の1人。ソリ(15歳)に関して、最近日本語を教える事にすごく葛藤があります。

今現在、CBBスクールでは、私たちが日本語を教えながら生活を共にしているのですが、彼は、カンボジアの現地語である、クメール語の読み書きをする事ができません。

普段、スクールに来る生徒達や、ソリ以外の住み込みの子ども達に日本語を教える時、彼らは日本語と共にクメール語も書きます。

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しかし、彼はそれをすることができません。

そのため、彼のノートは日本語と共にクメール語を書いているページがほとんどありません。

つまり、復習をするときも、自分一人の力で復習することはかなり難しいのではないかと思います。


最近、それに気が付き、私が日本語を教える時は、日本語とクメール語を両方見せて一緒に書くように徹底するようにしています。

しかし、このまま日本語を教え続けてもいいのか。ということを思い始めています。

彼は、10月から学校に復学する予定です。

学校に復学すれば、授業はクメール語で行われることかと思います。

クメール語の読み書きをすることができなければ、当然授業に付いていく事は難しいと思います。

そのため、最近は、クメール語を勉強するように何度も伝えているのですが、彼は日本語を勉強したい。と言ってきます。


悪いことではないのですが、このまま、日本語を教えていて本当に彼のためになるのか。

そんなことを最近考えています。

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クメール語を勉強したがらない理由は、恐らく15歳になっても現地語を読み書きできない。という事に負い目を感じているからなのではないか。と考えています。

しかし、そこに今向き合わなければ、歳は重ねていく一方です。

なんとか、今からでも、クメール語をしっかりと勉強して読み書きができるようになってもらいたいです。

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私は、クメール語の読み書きをすることができません。

私自身一体何をしてあげることができるのか。と言うことを考えながら生活していこうと思います。



【おしらせ】

現在、住み込みスタッフ達の生活サポートするために、クラウドファンディングを行っています。

カンボジアには、学校に行きたくても様々な事情で通うことができない子ども達がたくさんいます。

そのような子ども達の多くは、学校を中退した後、工場などで働くという数少ない選択肢しか持っていません。

住み込みスタッフ達も例外ではありません。

もし、私たちと出会っていなければ、工場などで働く。という選択をしていた可能性は十分に考えられます。

学校に復学し、学歴をしっかりと積むことで、彼らの人生の選択肢の幅は大きく広がります。

そんな彼らの将来のために、ご支援、ご協力お願いいたします。



サポートしてくれたら喜びます。