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妊活・不妊治療 一般書籍のお勧めが難しいわけ

noteでずっと書きたかった連載記事のひとつが、妊活・不妊治療・ヘルスケア関連の一般書、専門書、漫画など感想のレポやお勧め書籍の案内

過去に読んだ書籍は内容が不確かなところもあるので、読み直しながら順次レポしシリーズ化していく予定です。

ということで書籍の紹介をする前に、自分なりの紹介の基準というか考えをここに書いておきます。

不妊治療の知識を得たいのであれば専門書がお勧め

妊活や不妊治療の個別相談で、不妊治療の内容が書かれたお勧めの書籍を紹介してほしいと言われることが多々あります。

ただ一般書籍で不妊に関わる検査から、タイミング治療、人工授精、男性不妊、高度生殖医療、先進医療、保険診療外の治療まで、公平な目線で網羅出来ている書籍は残念ながらありません。

不妊治療の知識を得たいのであれば、少し高くはなりますが専門書籍をご紹介させていただくことがほとんどです

そのためこちらでの書籍紹介でも不妊治療の知識に関しては専門書の紹介がほとんどになります。

(一般書や雑誌、無料サイトでわかりやすいものがあれば、読むときの注意点を踏まえて紹介していく予定です)

妊活・不妊治療の一般書籍のお勧めが難しいわけ

専門書籍は価格的にも高く、内容も医師や医療関係者向けのものが多く、一般書籍をお勧めしてほしいという方もいらっしゃいます。

私も出来れば、わかりやすく、手に取りやすい価格帯の一般書籍をお勧めしたいのですが、お勧めできる一般書籍になかなか出会えないのが現状です。

実は私が不妊治療をしていた時の方が、不妊治療全体を網羅した一般書が出回っていたように感じます。

ただ当時は先進医療に関する項目やPGTなどは一般的ではなく、ようやく着床不全という言葉をたまに見かけるようになった…そんな時代だったため、書籍の内容もシンプルであり、一般書籍としても販売しやすかったのかもしれません

現在、妊活・不妊治療の一般書籍コーナーにはクリニックの医師が書いた書籍が数多く並んでいます。

そのため「書籍をお勧めする=特定のクリニックをお勧めする」ととられかねないこともあって、基本的には1人の医師だけが書いた一般書籍は、最初に読む1冊としてはお勧めしていません。

書籍によっては、そのクリニックのオリジナルな治療方針が強く出ているものも少なくありません。

基本的な知識があれば、書籍に書かれている内容が一般的な治療方針なのか、それとも独自の方針なのかを判断することが出来ますが、知識がなければその書籍の内容が全てになってしまうリスクもあります。

クリニックの医師が書いた一般書籍のお勧めの読み方

クリニックの医師が書いた一般書籍は、基本的な不妊治療の知識を得た後に読むことをお勧めしています。

特にその医師が在籍しているクリニックを検討されている場合などは、受診前に読んでおくことで、医師の治療方針や考えがわかるのでお勧めです。

またいくつかのクリニックで比較検討したい場合も、このような書籍がクリニック選択の参考になる場合があります。

私も何冊か手にしたことがありますが、医師の考え方や治療方針、何に重きを置いているのかなどわかりやすいものもありました。

もちろん、一般的な不妊治療の内容や、患者さんのよくある質問などが解説されている書籍もあります。

今後はこんな時に読むとお勧め!といような形でレポできればと思います。

誤解を招きそうな書籍はレポしません

最後に、「妊活 不妊治療 書籍」等でネット検索すると、エビデンスが不確かだったり、不妊治療否定につながりそうな怪しげな本もたくさん出てきます。

これらの書籍に関してはお問い合わせいただきましても、書籍レポは書きませんのご了承ください

また紹介目的で献本いただきましても、紹介できる内容ではないと判断した場合は、noteや他のSNSでもご紹介を控えさせていただくことがありますことあらかじめご理解ください

気まぐれな更新になると思いますが、お勧めの専門書籍をはじめ、妊活・不妊治療・卵子凍結、リプロダクティブ・ヘルス・ライツなどに関わる書籍の感想文をupしていければと思います。
ぜひ、気長にお付き合いいただければ嬉しいです。



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