見出し画像

日本語で謝るのは難しいかも

ごめんなさい。
すみませんでした。
申し訳御座いません。
申し開きようもありません。
恐れ入ります。
ご迷惑をおかけしました。

日本語には、謝罪の言葉が相当な数あります。
これを状況に応じて使いこなすのは、かなり至難の業なのかも知れません。

①中国語の先生と初対面の時
先生は、しっかりとした学生さん。
とても真面目な印象で好感が持てる方です。
口調も軟らかく、とても丁寧。
しばらくお話しをしていて途中で気になった事が一つ。
謝罪の言葉が全て「ごめんね」なのです。
親子ほど年が離れているためか、本当に丁寧に話して下さっています。
しかし、謝るところだけ、ごめんね!
急にフランクになるので、少しだけ戸惑いました。

②約束の時間に遅刻してきた中国人のクライアント
「アポイントの時間より少し遅れます」
未然に電話をして下さったので、ちゃんとした人だな、という印象を持ちました。
急いで駆け付けてくれたようで、勢いよくドアを開けて半ば小走りでした。
そして一言。
「いやぁ、遅れてわりぃ、わりぃ!」

どちらのケースも、しっかりした人がしっかり謝罪しようと思っておっしゃっていたように感じました。
しかし、おそらくご自身が考えているよりもフランクでした。
日本語って難しいんだな、と感じる出来事でした。

清不要在意
(気にしないでください)
そう返そうとも思いましたが、待てよ、と。
これも、どんなニュアンスで伝わるのかと考えると、なかなか難しいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?