休んでも歩いても
ランニングを始めました。
最初のとっかかりは、歳をとっても健康で動ける体を手に入れるため、でした。
ひょっとしたら覚えがある方もいらっしゃるかも知れませんが、始めようと思ってからも、なかなか実行には移せていませんでした。
それでも「賢いな」と尊敬している林修先生が、その著書でランニングの効能を説いているのを目にしたり、頭を良くしたいという思いで脳科学書を読んでいてもランニングの効能を書いていたり、フットサルを一緒にやっている知人からマラソンに出場している事とランニングは辛くないという事を教わったり、同業者が東京マラソンに参加した事を知ったり、同じ商店会の自転車屋さん(実父より年上)から30年間毎日ランニングしているとお伺いして、ついに重い腰をあげました。
逆に、「そこまでに、何でランニングを始めなかったの?」という声が上がっても良いかも知れません。
ところで、始めた一番大きな理由は、ランニングをすると幸福感が得られる、と知ったためです。
数時間後まで持続するため、朝のランニングを選びました。
なんだか不純な気もしますが、幸せになりたいんです、私。
全ての人の幸せも願っているので、良いですよね!?
始めたのは春から
今から思うと、丁度良い時期でした。
盛夏だったり真冬だったとしたら、3日と言わず1日坊主の可能性ありです。
最初の数日は目新しさがあり、快調に走ります。
そのうちに、早起きが嫌だな、と思う日が出て来ます。
そしてとうとう寝坊してしまいます。
いつもは6時に起きていたのに、目覚めたのが6時25分。
これでは仕事に間に合わないのでランニングには行けません。絶望しかけた時に、テレビからラジオ体操が流れて来ました。
「!」
ランニングの出来なかった時は、ラジオ体操を代替して良い、という自分ルールが出来た瞬間でした。
季節は夏に変わり、暑さで走るのが少し躊躇われるようになって来た頃、娘から指令が出されました。
「カブト虫を捕ってきて!」
ランニングを軽くしつつの、昆虫採集に変更です。
幸い採集スポットが近所に数カ所あるので、ランニングと採集を小気味良く出来ます。
というか、休憩が多いです。
カブト虫やクワガタ虫が気温の低下とともに採れなくなってきて、本格的なランニングは再開されました。
その後も、雨が降ったら休みます。
風が吹いて寒すぎたら、休みます。
しかし、ラジオ体操をするので、罪悪感は少ないです。
それすらしない日もありますが、よく寝て体を休めることが出来て良かった、と考えます。
この休息は有意義だった、と。
そんなこんなで、割とゆるめのランニングは続いています。
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