見出し画像

オーラ、赤?青?黄?

「芸能人のオーラが出ていて、街中でもすぐにわかった」

そんな風に、知人が言うのを聞きました。
本当にそうでしょうか?
街中ですぐに気づくと言えば、自分の家族や知人の方が、もっとわかりそうです。
そう考えたところで「芸能人の顔や姿を知っているから、すぐにわかったのだろう」と思い当たりました。
お互いに面識が無かったとしてもわかるからこそ、指名手配犯の顔写真、というものが存在しているのでしょうし。

「オーラって何色?」
意地悪な質問ですが、思わず聞いてしまいました。
「後光がさしているようだったから・・・。金色?」
でも、目には見えていないそうです。
(見えていないのに金色を感じるって、なんだろう?)

そういえば一時期、占い師のような人がオーラを見る、というようなことが流行っていたのを思い出しました。
その人は、赤とか青とか黄とか、相手の後ろにあるオーラが見えるのだそうです。
「わたしたち一般人には見えないけど、あなたはどうやって見ているのですか?」
ある人がそう聞いたときに、「見えるというか、感じる、というのが正しいかも知れません」と言っていました。

視覚を・・・?感じる・・・?とは、何ぞや!?

見える物は目で見ます。
それ以外の方法はありません。
感覚として色を感じるのであれば、それは想像や空想や、もっと言えば妄想ではないでしょうか。
見えない物が本当に見えるとしたら、目か頭の病気です。

味は舌で味わいます。
音は耳で聞きます。

大学生の頃、時速100キロで走る車窓から手を出して空気を掴むと、女体の感触と同じだという噂で盛り上がりました。
当時は多くの学生が実際に試したはずです。
日頃からの妄想を、現実にするために。

まともに考えると、オーラなんてものは無い、という話なのですけどね。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?