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相談:お酒を止められない

相談:わたしはアルコール依存症です。ある時期から、お酒を飲み始めると止まらなくなってしまいました。それこそ記憶を無くすまで飲んでしまいます。病院で正式に診断を受け、断酒薬を飲んでいます。それでも、コンビニに行くと、お酒のコーナーで数十分立ち止まっていたり、以前入った事のある居酒屋の看板をずっと見ていたり、ということが、しょっちゅうあります。わたしは、このままお酒を止められるのか、とても不安です。こんなに心が弱かったのかと、自分に失望することもあります。今後の気の持ちようを教えて下さい。

回答:現在のあなたは、大多数の人たちよりも一歩リードしています。自信を持ってください。
日本人のほとんどは、アルコール依存症です。
(現在の医学的な基準では当てはまらないかもしれませんが)
どの人も、止められていないのです。
正確には止めようとすら考えていません。
これらの人が飲酒を止めようと試みたとしても、きっと止められないでしょう。
ちなみに多くの人は「止める必要をかんじない」というかも知れませんが、二日酔いや無駄な夜更かしや失言や行動など、飲酒をしていなければ起きない数々の良くないことを、きちんと考えていないだけです。
さて、あなたは「お酒を飲まない」という一歩を踏み出しましたね。
以前に比べて自由な時間が増えたはずです。
体調も、実感できているかどうかはわかりませんが、確実に良くなっているはずです。
つまり、今までよりも良いんです。
アルコールは薬物なので、悪いとはわかっているのに「飲みたい」と、勘違いさせる作用があります。
ここまで頑張ってきたように、理性でそれに打ち勝ち続けましょう。
あなたは大多数の「気付いていないアルコール依存症患者の皆さん」よりも、一歩先へ進んでいるのです。自信を持って良いです。
今までお酒に浪費させられていた、時間やお金や体を、有意義に使いましょう。きっと楽しい未来が待っています。
自信と理性を持って、これからも進んで行きましょう。

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