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楽しくない飲み会の正体

手持無沙汰なパーティー。
招待されて参加したものの知り合いはほとんどおらず、誰と喋ったものか困ってしまう。
ちょっとシャンパンだかワインだかを取ってみたり、つまむものをちょこちょこと食べてみたり。
さて、それから何をしよう・・・。

禁酒をしている人が言いました。
(彼は幻聴が聞こえるようになって精神疾患を心配し、病院に行ったらすぐに、アルコール依存症、と診断されたそうです)
「飲み会の時に手持無沙汰なんです」
だからパーティーなんかでも、早く帰ってきてしまうんです。
それだけが、お酒を止めて困った事です。

「逆!逆!!」
無駄に参加していたパーティーから、はやく帰れる分別がついたのです。
飲まないと時間が持たない行為なんて、ほんとうにろくなものではありません。
それに気づけて良かったのではないですか?

「それもそうですね」
そう言った後に、彼はフッとため息をついて笑いました。
まだお酒が飲みたいだけなのかもしれませんね。
そろそろ禁酒を始めてから40年になるんだけどな・・・。

アルコールって、怖いな。
わたしは全身に鳥肌がたつのを感じました。

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