№5766:「ウェルビーイング」も「ウェルネス」も「ヘルスケア」もやることは同じ
こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。
さて、ここ数年は「ウェルビーイング」という考え方が台頭しています。
いわゆる健康産業のまわりには「ヘルスケア」「フィットネス」「ウェルネ
ス」「ウェルビーイング」といった概念があります。
私見を交えて簡易に説明すると「ヘルスケア」は病気にならない対策といった感じ。
「フィットネス」は単なる運動ですね。
しかも「もともと運動好きな人のための運動」です。
異論反論がありそうですが、実際にやっていることはこうとしか言いようがありません。
「ウェルネス」は精神的健康を含めた広い健康ケアのアプローチ。
「ウェルビーイング」は、さらにその先にある考え方で心身の健康だけではない、生き方とか幸福という概念が含まれているイメージじでしょうか。
とはいえ、そもそもWHOの健康の定義が「身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態にあること」なわけですから、それでいいんじゃないかと思いますが、いずれにせよ昨今は「ウェルビーイング」が潮流になっております。
で、「ウェルビーイング」ですが、新しいことをすることも、小難しいことをすることもないと思います。
私に言わせてもらえば「ヘルスケア」であれ「ウェルビーイング」であれ、やることは同じです。
しかし、多くの人は「ウェルビーイングだからこれ」「ヘルスケアだからこれ」という考え方をします。
「ヨガだからこれ」「ピラテスだからこれ」も一緒です。
いずれも、本質とか原則は一緒ですよ。
何事においても特別っぽいことをいうのではなく、もっと「原則」に立ち返るような主張をして欲しいと思います。
「新しいこと」よりも「基本」の方が何倍も重要です。
このことがわからないから、表面的なことで溢れる世の中になるのです。
例えばですが、先般読んだ本に「日本人は男性で16g、女性で7gのタンパク質が不足しているから、タンパク質を摂りましょう」という記載がありました。
が、こんな表現をする必要はありません。
その前に「体重1kg1g以上のタンパク質を摂る」という原則を教えることが必要です。
※男女等の微差はあれ原則は決まっている。
「不足しているから摂りましょう」ではなく「基本はこうです」が先です。
不足している分を摂らせても「基本」はわからないままですので。
何事も「基本」を抑えておけば、他にやることは多くありません。
「ウェルビーイング云々も同じこと」だと思います。
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