№5781:「従来のマネジメント」が完全に終わっている2つの理由
こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。
さて、昨日は「まだ、マネジメントをやっているのか?」というnoteを書きました。
フィットネス業界における「従来のマネジメント」は役に立たなくなっています。
「完全に終わっている」ということです。
その理由は大きく2つあります。
1つは「フィットネスクラブ(ジム含む)が無人化していくから」です。
2020年5月から一貫して言ってきたとおり、総合型フィットネスクラブに代表される有人型クラブはビジネスモデルが崩壊しています。
会員数は微減の一途だし、単価にしても顧客無視の値上げをしない限り下がり続けます。
こうなれば、やることは「コスト削減」しかありません。
その第一ターゲットが人件費です。
といっても、ほぼすべての総合型フィットネスクラブの現場は「バイト中心」ですので、現場人数を削減したところで品質的には何も変わりません。
なので、今後も現場は限りなく無人化に近づきます。
無人化になれば売上利益はシステムがコントロールすることになるので、本部サイドに優秀な人が少数いれば事足ります。
「顧客満足」をシステムがマネジメントするようになれば、当然「従来のマネジメント」は不要になります。
2つは「スモールビジネスが増えること」です。
これも一貫して言ってきたことですが、今後は「グローバルビジネスか顧客密着ビジネス」しか生き残る道はありません。
自分たちがソフトバンクとか楽天等でない限り、勝負できるのは後者のみです。
となれば、生き残る道はスモールビジネスしかありません。
当たり前ですが、スモールビジネスに旧来型のマネジメントは必要ありません。
このような理由から、旧来型の「マネジメント」は物理的に不要になるのです。
昨日も記しましたが、そもそもフィットネス業界における「マネジメント」は「施設管理」のことです。
こんな知識等を学んだところで「施設管理人」にしかなれないし、20年前とか30年前の支配人像です。
今後の時代に必要とされる能力や考え方は何ひとつ手に入りません。
これからは「個客主義の時代」です。
いかに一人ひとりのお客さんと向き合うかが問われます。
「顧客を選ぶ」といったことを筆頭に従来とはまったく異なるマネジメントが必要になっているということです。
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