№5813:社員が喫煙をするフィットネス業界企業がいまだにあるらしい
こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。
さて、土曜日は(できるだけ)いただいた質問にお答えしています。
【今週のご質問】
「当社(フィットネス業界企業)にはタバコを吸う幹部がいます。問題提起したところ『お客さんにもタバコを吸う人がいるだろう。そういう人の気持ちを理解することも大事だし、個人の自由なのでやめさせることはできない』と言われました。この見解をどう思いますか」
【私の考え方】
まず、問題提起とか意見具申をする前に「そんな会社は一秒でも早く辞めるべき」です。
こんな会社がいまだにあることに呆れます。
一体、経営者は何を考えているのかと思います。
昔からこのような屁理屈を言う人は多数いますが、これって完全な議論のすり替えです。
「喫煙者の気持ちを理解することが大事だ」ってことですが、フィットネス業界企業の活動目的は何でしょうか。
お客さんを健康にすることですよね。
その目的に対して「喫煙を容認する」という方向性は正しくありません。
お客さんにおすすめしないことを何故、スタッフがやるのですか?
これを「おかしい」と思えない感覚や意識はどうかしています。
警察官が「泥棒の気持ちを理解することが大事だ」と泥棒をやっているようなものです。
そうではなく「タバコは吸ってもいいんだ」ということであれば「完全喫煙OK」のフィットネスクラブにしたらいいんです。
「私たちはタバコを吸えるフィットネスクラブです」と。
はたまた「喫煙所」を経営するとかですね。
それなら納得できます。
念のため言っておくと、私は「お客さんの喫煙行為をやめさせるべきだ」と言っているのではありません。
禁煙を推奨することは必要ですが、それこそ個人の自由です。
繰り返しになりますが、お客さんにおすすめしないことをスタッフがやるのはおかしいと言っているのです。
何よりもお客さんから見たときに不適でしょう。
「自分がどう見えているか」がわからないような人に良いサービスができるわけがないと思います。
こういう人が見ているのは数字だけです。
また「個人の自由」ということですが、そんなことを言ったら世の中に「ルール」というものは存在しなくなりますね。
規範に関わることは大半が「法律」ではなく「ルール」です。
「ルール」の部分に「個人の自由」なんてなことを当てはめたら規範は崩壊します。
「法律以外は何をしたっていい」ということになります。
このような屁理屈が通用している会社はお客さんのことも考えていないし、内部的な規範も崩壊している可能性が高いでしょう。
実際そうなっていませんかね。
とにもかくにも、そんな会社は辞めること。
意見具申なんかして言いくるめられているから、そういう幹部が温存されるのです。
さっさと見捨てるのが最良の策です。
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