№5768:「如何に同じこと(基本)を継続させられるか」に指導者の能力がある
こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。
さて、昨日のnoteの続きを記します。
私は何事においても困ったことがあったら「基本に戻す」という考え方をしています。
例えば、腰が痛くなったとします。
非常にざっくり言えば、こうなるのは姿勢が悪いとか、柔軟性が低下しているといったことに起因します。
「基本」ができていないからエラーが生じたのです。
だから「基本」に戻します。
そもそもこうならないために「基本」が存在しているわけですが、なってしまった以上、今一度「基本」に立ち返るしかありません。
こうやって「基本」を強化していくことで、時間軸の中で再発を予防できるようになります。
が、多くの人はこうはしません。
「腰が痛い」となったらマッサージを受けたり、普段やっていないような体操やストレッチを始めてしまいます。
YouTubeで「腰痛 改善」と検索をして、付け焼き刃な方法に手を出すかもしれません。
これらはすべて「対処療法」です。
「対処療法」が必要なのは「治療」です。
※「対処」という表現は適切ではないかも。
特定の病気、疾患になれば、個別の対処が必要です。
「風邪をひいたら風邪薬をもらう」という理屈です。
腰痛にしても「ヘルニアで手術が必要です」となれば、個別の対処をすることになります。
が、日常生活の中で起こる大半のことは「治療」が必要なレベルにありません。
「基本に戻すこと」で改善できることばかりです。
ということは、日頃から「基本」を重視して、「望まぬ結果」を生んでしまうような「原因」を発生させないことが重要な戦略になります。
この時、健康づくり(身体管理)に関する「原因」は医科学の見地から明確です。
「こうすればこうなる確率が高まる」ということが理論として示されています。
これは為替のように日々変動しません。
基本的には「不変」です。
「不変」ということは「同じこと」です。
と、考えれば、日々「同じこと」を継続することが、「健康づくり」につながることがわかります。
私は「同じこと」を如何に継続させられるかが指導者の能力だと思っています。
もちろん、変化をつけることは必要ですが、それも全体の2割程度のことでしょう。
8割くらいは「同じこと」を指導すべきであり、その価値を伝えるべきです。
「運動、栄養、休養、心」
日々、やることは同じです。
何故なら、それがお客さんのためだからです。
「如何に基本を徹底できるか」
そこにこそ指導者の能力があると思います。
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