見出し画像

№5763:「人間として普遍的に正しいことをするのが経営である」

こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。

さて、第4金曜日(から1週間)はFBL大学の「読書強化週間」です。

そんなわけで、最近読んだ本の中から一部内容をご紹介。

その本には「人間として普遍的に正しいことをするのが経営である」という主旨のことが記されていました。

世の中は企業による不正(正しくないこと)が絶えません。

プレスリリース・ニュースリリース配信サービスの「PR TIMES」によると「全国の男女1000人が選ぶ不祥事ランキング(2022)」は以下のようです。

1位:園児送迎バスに置き去り、熱中症で死亡
2位:知床遊覧船の沈没、乗客乗員26名のうち20名死亡、6名行方不明
3位:スシロー、おとり広告で消費者庁から措置命令
4位:吉野家、外部講座で「生娘シャブ漬け」発言、常務を解任
5位:コロナ給付金、1世帯に4630万円誤送金、返金拒否、山口県阿武町
6位:日野自動車、エンジンの検査不正を公表、2003年から不正が常態化
7位:KADOKAWA会長、五輪汚職の贈賄罪で逮捕・起訴、会長辞任
8位:大阪王将、ナメクジ大量発生を告発
9位:KDDI通信障害、61時間後の復旧まで3000万回線に影響
10位: 秀岳館高、サッカー部内の暴力動画拡散、校内調査で暴力続々発覚

あらゆる業界に渡って多種多様です。

これらはわかりやすい「正しくないこと」ですが、目に見えない「正しくないこと」もたくさんあります。

フィットネス業企業がやっていることから幾つか例を出します。

利用してしないお客さんからお金を取り続けることは正しいのか?

そのお客さんに「寝る子を起こすな」とばかりに連絡すらしないことは正しいのか?

そうなることがわかっているのに改善努力もせずに、ただお客さんを増やそうとするのは正しいのか?

本人が休会していると思い込んでいるお客さんから「サインをしましたよね」の一点張りで会費を強奪することが正しいのか?

一年間に入会した人の半分以上がやめていくのは正しいのか?

まだまだありますが、私はこういったことは「正しくない」と思います。

「正しくない」と思うことを「正そう」とすることが企業努力につながり、最終的にそれが「正しい経営」を生みます。

が、多くの経営者に「正しいことは何なのか」を追求する精神が欠落しているのです。

「不祥事にならなければいい」という問題ではありません。

正しさの追求なくしての「マネジメントごっこ」は一刻も早くやめるべきだと思います。

▼FBL大学のホームページはこちら
▼無料メルマガ「働き方の未来」のご登録はこちら
▼有料メルマガ「思考変容のスイッチ」のご登録はこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?