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№5231:「変化するものをつかまえるより、変化しないものを持っていることの方が重要である」

こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。

さて、昨日は朝から「論語」を学んでいたのですが、その中で「変化するものをつかまえるより、変化しないものを持っていることの方が重要である」という話がありました。

これには強く納得しました。

誰もが知る偉人の言葉のようですが、帰宅して出所を調べても(ネット上には)見当たらなかったので具体名は記さないでおきます。

昨今は「VUCAの時代(先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態)」といわれています。

世の中は混沌としており、何が正解かがわからなくなっています。

こうなると「藁をも掴む」ではないですが、良さげなことや正しそうなことに手を出したくなります。

が、これでは時代の流れに溺れていくだけでしょう。

まさに「溺者は藁をも掴む」の諺通りです。

では「変化しないもの」とは何か?

私は信念とか哲学といった「目に見えないもの」だと思います。

では「変化しないものを獲得、確立する」にはどうしたらいいか?

「日々の内省」しかありません。

これは「省察」と言い換えてもOKですが、いずれにせよ「日々、自分を省みること」です。

これをやっていない人が「変化しないものを獲得、確立する」のは不可能だと思います。

実際、内省をしていないであろう人は発言や行動が軽いし、目の前のことに翻弄されている印象があります。

2021年(2020年12月22日)からは西洋占星術で「風の時代の始まり」といわれています。

これは「従来の目に見えるもの(富や名声)に価値のあった時代から、目に見えないもの(風)に価値が移行していくこと」示しています。

念のため言っておくと、私はこのようなことを1%も気にしていないし、西洋占星術を勉強したこともない人が「誰々さんが『風の時代』と言っている」というだけで「そうなんだ!」的に影響を受けているのを軽蔑しています。

もっと言えば、これまでどう見ても「目に見えるもの(富や名声)」を重視してきた人が、いきなり「風の時代」に方向転換していることも同じく軽蔑しています。

ブルネロ・クチネリ社は1982年から「風の時代の経営」をやっていますので。
※同社は「風の時代の経営」などとは一言も言っていませんが。

「論語」にしても「目に見えないもの」を重視していますが、これは2500年前の考え方です。

こういったことはその人間(リーダー)の信念や哲学の問題であって、占いとか時代は関係ないと思います。

「不易流行」という言葉もあるように物事には不易(永遠に変わらぬ本質)と流行(ときどきで変化していくもの)があります。

この言葉には「不易の中に流行を取り入れていくことが不易の本質である」という解釈もあり、このことは「不易」だけでなく「流行」の必要性を示しています。

が、それも「信念や哲学といった軸があってこそ」という思いを改めて強くした次第です。

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