№5826:「ビジネスモデルなきビジネス」はうまくいかないし拡がらない
こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。
さて、昨日は「自由を手に入れたければ出世ではなく独立起業を考えるべきだ」みたいなことを書きました。
この時、重要になるのが「ビジネスモデル」です。
「ビジネスモデル」とは企業(事業)が売上利益を上げていくための仕組みです。
売上利益に絞れば「収益モデル」と言い換えても問題ありません。
私から見ていると企業、個人を問わず「収益モデル」をしっかり考えていない人が非常に多いと感じます。
個人で言えば独立起業したはいいけれど、行き当たりばったりでショボい結果になっていたり、実質、雇用されているのと同じ状態で仕事をしている人が少なくありません。
これでは自力で稼いでいることにはならないし、何よりも事業とはいえません。
「収益モデル」で重要なのは「売上総利益」だと私は認識しています。
なお、ここからは独自の定義を記していくので教科書に記載されている内容とは違います。
私の考えでは「売上総利益」というのは「売上」から「固定費」を引いたものです。
一般的には「原価」と「固定費(家賃などの販管費)」は別ですが、面倒なので一緒にします。
言うまでもなく「売上総利益」が小さいビジネスは稼ぎも小さくなりますが、以降は「売上総利益をどう捉えるべきか」を記します。
スモールジムのノウハウ的なこともあるのでざっくり言いますが、ということは当然、家賃が違えば売上総利益は変わります。
仮にA店とB店の付加価値が同じでも家賃が違えば売上総利益は変わるわけです。
A店の家賃がB店の家賃より高ければ、A店の方が売上総利益が低く、B店の方が売上総利益が高いということになります。
が、私の経験上、少なくともフィットネス業界においてこの原則を理解できている人は100人にひとりもいません。
A店の売上総利益(営業利益と捉えてもよい)をB店に追いつかせようとするのです。
「B店はこんなに利益がある。A店はもっと頑張れ」と。
私からすればあり得ない論理です。
こんなことをやっているから現場スタッフが疲弊するし、不正や誤魔化しをしてでも売上利益を上げようとするのです。
長くなるのでこのあたりにしますが、もちろん「ビジネスモデルありき」ではうまくいきません。
私は「市場のニーズと各自の情熱の橋渡しとなるのがビジネスモデルである」と説明しています。
この3者が揃ったときにビジネスはうまくいき、時間軸の中で拡がっていくものだと確信しています。
▼FBL大学のホームページはこちら
▼無料メルマガ「働き方の未来」のご登録はこちら
▼有料メルマガ「思考変容のスイッチ」のご登録はこちら
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?