見出し画像

「なぜ」を問うのはやめなさい!

こんばんは。
kazukiです。

日々の中で、自分に自信がないときや、不安な時によく自分に
「なぜ」と問いかけることがよくあると思います。

例えば、「なぜ自分はタバコがやめられないのか」と問うとします。タバコをやめようとして、酒を我慢する行動を取ろうとするが、いつしか挫折してしまいます。

それは表に出ている問題だけでなく、問題はもっと糸が絡まっているように複雑なものだと知ります。そして、よく自分の心の動きを観察するのが大切です。

ただ、これを1人で取り組むと自己嫌悪感に苛まれる可能性が強くなります。

今の状況を少しずつ良くして行くためには、単純化して理解しているものを一度脇に置き、その背後でどんなことが繰り広げられているのか、発した言葉の意味は何か、しっかり解きほぐして導いていく必要があります。

なぜ?WHYを問わない

この時に気をつけることは「なぜ?」と問わないことです。
理由は二つあります。

一つ目は、決断の質を低下させることです。

とある研究で、物事を考えすぎてしまうと、専門知識も役に立たなくなるそうです。また、なぜその選択をしたのかと考えることも自分が選択した満足度を低下させることがわかっています。

二つ目は、精神面に悪影響を与えることです。

なぜ=原因を考え始めたことで、健康面で生産的な方向に前進するのではなく、問題にこだわって自分を悲観したり、責めてしまっているからです。


では、何を問えばいいのか?

「なぜ」を「なに」に変える

この方法がシンプルかつ大きな効果をもたらす。

具体的な例を挙げると、
私は、介護施設で働いていますが、ご利用者に
「なぜ〇〇をしたいと思ったのですか?」と尋ねると
決まって、「なにかな?」「わからない」と言った答えがテンプレートかのように返ってきます。

この場合、有益な情報が得られなかっただけでなく、理由もわからない原因に縛られ余計混乱してしまいました。そこで私はすぐに軌道修正をして「なにをしている時が退屈ですか?」と。ご利用者は、「座っている時が退屈だわ」と言われました。

このことから座っている時が退屈だという原因がわかります。

このように「なぜではなくなに」を問うことは、問題に対するインサイトを得る手助けになるだけでなく、より良い未来を作り出す手助けをしてくれます。

いかがだったでしょうか。
問い方一つで、より良い未来になるかならないか、いい関係が作れるか作れないかが変わります。小さなことからコツコツと自分を良い方向に変えていきましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?