ポートレート撮影をしたい方に贈るカメラマン&モデル募集の方法
いつもポートレートモデル募集にご協力いただきありがとうございます。
おかげさまで8年で300人を超えるモデルさんを撮影させていただくことができました。
ご応募いただいた方はその倍以上なのですが、スケジュールの都合やその時のイメージに若干合わなかったなどの理由で、お受けしていない方も多く大変申し訳ありません。
今日はそんなポートレート撮影の経験の中から、「ポートレート撮影をしたい人はどうやってモデルさんやカメラマンを募集すればいいのか?」という点について、自分の考えをまとめてみたいと思います。
1、なぜなかなか撮影依頼が増えないのか?
よくモデルさんやカメラマン仲間から「募集を出しているけど、なかなか依頼が来ない」という相談を受けます。そういう方のTwitterやインスタグラムなどのSNSを見に行くと確かに募集記事をちゃんと出している方は多いです。
ではなぜ、ちゃんと募集記事を出しているのに依頼が増えないのでしょうか?
1-1.そもそも露出(掲載頻度)が少ない
今はやりのTwitterやインスタグラムなどのSNSは確かに多くの人に見られる可能性もあり、何かのきっかけで拡散されれば、とてつもない効果を発揮するツールです。
ただ安定的に多くの人に情報を発信するには「フォロワー数が一定以上いる」「そのアカウントがネット上で一定の影響力を持つ」など、難しい条件も関わってきます。
さらにSNSは一度発信すれば短期間で情報が流れていく「フロー型」の媒体ですので(後ほど詳しく)、長期間にわたっての宣伝効果はあまり望めません。
SNSで長期的&安定的に宣伝効果を得る場合は、定期的に情報発信していくことが必要なのですが、「なかなか依頼が来ない」という方の多くはこまめに情報発信をしておらず、ネット上での露出が必ずしも成功していないことが1つの原因だと思われます。
(逆に情報発信が多すぎて、印象が薄れるという場合もあるのでちょうどいい頻度の見極めは大切ですが・・・)
1-2.プロフィールや過去の作品の掲載が不十分
モデルさんやカメラマンに話を聞いて、結構出されるのが「依頼を考えている人がいるけど、情報が少なくてどんな人かわからない」という点です。
確かに依頼を考えているという人のページを見に行くと、顔写真がなかったり、自己紹介がほとんどなかったり、場合によっては撮ったor撮られた写真がほとんど掲載されていないというケースがけっこうあります。
SNSなどの限られた中で自己紹介や作品のテイストを伝えることはなかなか難しいのですが、完全に相手に伝わらなくても、そのあたりをしっかり書いているかどうかで、相手が感じる誠意や安心感はかなり違ってきます。
1-3.依頼するまでの関係作りが上手くいっていない
現在はSNSを多くの人が使っているので、カメラマンやモデルを探すのは昔に比べて格段に簡単になったと思います。そこから一気にダイレクトメール(DM)などで撮影依頼を出すこともできます。
でもそれで「撮りたい」「撮ってほしい」となるでしょうか?
もちろんそういう場合もあるとは思いますが、多くの方は不安感を抱かれるのではないでしょうか?
まずは撮影をお願いしたいカメラマン・モデルさんがアップされている写真をチェックして、感想や素敵だと思った点をコメントするなどして、少しずつやり取りができるようになっていくのが大切ですし、いざ撮影になった時にいい関係作りができていることはコミュニケーション面で大きな力を発揮してくれると思います。
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