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外国語科教員

「外国語科教員」私は修士を修了後は関西へ戻り数年は中学校教員として勤務することを決めている。大学院では英語教育を研究し,実践や教科書などに関して様々なことを勉強している。そこで先日,日本で英語教育の研究者でこの人を知らない人は勉強不足と言っていいほどの人が講演があったので参加してきた。
そこで感じたことなどを今日は少し書きたい。

主題「言葉の教育としての英語教育」
副題ー言葉の六つの機能のバランスを目指してー


内容はとても興味深かった。
教員として,言葉の研究者として,言語を教える者として。
そこで今回私が感じたこと。
英語教員は生徒のモチベーションに無関心な人が多すぎるとよく言われている。確かに英語は受験に必ずと言っていいほど必要であり,教師がしんどい思いをせずとも生徒は学ばなければいけない。だから生徒のモチベーションなどを気にして授業をする教師は少ない。実際研究で多くの授業を見てきたがなかなかモチベーションを気にしている教師は少なく感じた。
私も教育困難校と呼ばれるような学校へ行ったことはありますが,その環境下でモチベーションを高めること,高い状況を維持することはとても難しいと思います。
しかし英語という生き物をある程度使いこなすのに根性だけでは難しいと思います。これまで英語を使いこなしている人に話を聞いたことが何度かありますが皆さん個人的に英語のモチベーションを上げる工夫や良い教員に出会ったりしていたりします。英語教員は英語の能力もとても重要とされます。しかし英語能力だけではなくことばの教員としてことばの成り立ちや歴史,言語を学ぶこと,消滅言語に関しても同時に理解する必要があると思います。
それらの知識を持ち合わせてこそ生徒の理解できていない箇所や今抱えている問題を多角的に分析し,処置することが可能になると思います。
昔から聞く言葉で「教師は5者たれ」と言われる言葉があります。
・5者とは
 ①学者=学者のように学べ
 ②医者=医者のように生徒を診よ
 ③役者=役者のように生徒を魅了せよ
 ④易者=易者のように生徒の未来を見よ
 ⑤芸者=芸者のように生徒に寄り添え
と言われているます。
上記のことを行うには外国語だけの知識ではなくあらゆる事柄に精通していることが求められます。単に言語ができるから外国語教師をしていると現状以上の語学嫌いの生徒が増加することになると思います。

消滅言語

世界に言語は約2500にも及ぶ言語が消滅しようとしています。
英語教員は英語を教えること,世界には今この瞬間にも消えゆく言語があること。その言語一つ一つに文化があり,その言葉が消えることの危険性を知る必要があることなど単に英語を教えるだけでは今後さらに消滅する言語が増えると思います。


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