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ペーパーレス

研究室にあまり来ない人が来た。
来たのは看護学科の学生さん。(私の所属する研究室は文系)
扉の前に研究科の名前が書かれているがその子はドアをノックしてきた。
学部生が質問にくることがあるので今回も質問かなと思ったが違った。
「コピー機が動かなくなった」
その子は少し心配そうな顔をしながらそう言った。
研究室の近くに学生が無料で使うことができるパソコンとコピー機がある。
そのコピー機のことを言っている事はすぐに分かった。なぜかと言うとそのコピー機は現在学内で学部生が無料で使用できるコピー機が2台存在するうちの一つだからだ。
そのため多くの学生がそのコピー機で授業資料を印刷している。
疑問なのはどうして授業資料を自身で印刷しているのかだが本学では本年度よりペーパーレス化を推進するために授業資料は紙での配布をやめるように指示が来ているらしい。
そのためこれまで学内に存在したコピー機を順次廃止しているようだ。そのため研究室の近くのコピー機には長蛇の列ができている。

勉強のために紙に書き込みたい生徒もいるだろうにいきなり全学のコピー機の数を二個にするのはあまりにやり過ぎなのではないかなと思います。


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