todoと煩悩と瞑想

瞑想ってやったことありまっか?

なんでもそうなんだけど、こういうのって一度専門的なセッションを受けるとコツを掴みやすくなるもんです。

僕は以前、ヴィッパサナーという瞑想を体得するために京都の山奥で10日間セッションを受けてきたことがあります。

携帯やパソコンを預けて、9日間は基本的に喋らないのと人と目を合わせないというルールがありまして、なかなかぶっ飛んだルールだけど、やってみると意外となんともないです。むしろ色んな気付きがあります。

1日のほとんどは瞑想。毎日ナビゲーションがあるので、それに沿って自分を瞑想を通じて深めていきます。すんごく自分と向き合う状態を作るって感じ。

自分の中では喋んないとかよりも瞑想が一番キツかったです。なんせ集中力がないので、1時間の瞑想で本当に没頭できたのは、この期間の間でも数回。でも没頭できた時は今までにない体験が起きるわけです。簡単にいうと今までそういう状態に自分をおいたことがなかったわけで、そりゃあ新しい体験になるわけです。

だから全然怪しいとかそういうもんじゃなくて、自分の状態の選択肢が増えたって感じ。雑に言うと、今までの日常の状態がオンであるならば、すんげー逆サイドのオフの状態にもっていく作業って感じ。

そんで瞑想を深めていくにあたって一番の壁が、瞑想中に現れる煩悩。

煩悩っていうのは、自分の中に出てくるあーだこーだ意識を向けるものです。「ハラ減ったなあ」「今日はこのあと〜やんなきゃなあ」「あの子かわいかったなあ」「あ、あれはこういうアイディアで作ろう」みたいな。湧き出ますよね、ぽんぽんぽんぽん。面白いくらいに。

こういうのが現れると、反応しますよね、普通。瞑想ではそれをスルーしなきゃいけないんです。

スルーって何?無視?いや頭のなかに出てきたら無視できないでしょ?え、どうやんの?何も考えなきゃいいってことか・・・・いや違うな、えーーーーーー

みたいなw

で、その対処法というか最初からステップとしては、呼吸を意識するということから始めます。鼻から吸って出す感覚に集中すると。そうすると意識から距離を置いてそこに集中する状態が作れるわけです。これは自分の感覚なんだけど、そこからその集中から意識していることを客観的に観れてスルーしていくコツが掴めてきます。

意識を閉じ込めないで、現してあげて、そのままスルー

もちろんできる時とできない時があるんだけど、その両方を繰り返すことでわりかしスルーできるようになります。

そういう過程を経て、更に深めていくと自分の細部を感じることが出来るようになって・・・っていう状態になっていくんですけど、それはまた長くなるので、興味があったら行ってみてくださいw

で、なんでこんなことを話したのかというと、瞑想をしていて出てくる煩悩を、瞑想じゃないところで思い返すと、結構todo的対象のものが多いんじゃないのかなって感じるわけです。

todo管理ができている人はいいんだけど、todoって思いだして書き留めればいいんだけど、また忘れてまた出てくる、でまた忘れて・・・っていうことをしてしまいがちなんですよね。

だからどこかのタイミングで一気に炙り出したいわけです。だけど、いざそれを意識してやろうとすると、todoってやつは出てこないわけですよ笑。

で、気づいたんです。スルーしてあげる瞑想の状態をtodoの炙り出しにしてあげればいいんじゃないかなと。

普通NGなわけです。瞑想中に煩悩に意識しちゃダメなんだけど、瞑想しているあいだが一番煩悩が明確になるわけです。なので、「todo摘出作業」として瞑想をしてあげると、まんべんなく出てくる出てくる。

出てきた事に書いて、また瞑想、書いて瞑想書いて瞑想書いて瞑想。

出しきったら、ちゃんと瞑想、みたいな◎

どうですか?瞑想は現代でもこんな風に活躍してくれます。

ビバ!マインドフルネス!(あんまりわかってないんだけど)

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