中瀬一人(kazuto.nakase)

㈱ナカセ代表取締役CEO、エー・ピーホールディングス㈱社外取締役、他監査役、顧問多数 …

中瀬一人(kazuto.nakase)

㈱ナカセ代表取締役CEO、エー・ピーホールディングス㈱社外取締役、他監査役、顧問多数 上場外食企業で役員として100店舗出店、10年間赤字撤退ゼロを達成。また取締役CFOとして上場を指揮した経験から外食IPOと店舗開発について研究中。 https://mlight.tokyo/

最近の記事

光フードサービス(株)が株式公開しました!

外食最後のグロース(前マザーズ)上場からまる5年。 コロナ禍を耐え抜き、2024年2月28日に光フードサービス㈱が「立ち呑み焼きとん大黒」を引っ提げて、 東京証券取引所グロース・名古屋証券取引所ネクスト市場に上場しました。 私も2020年から約4年ちょっと、上場アドバイザーとしてこのプロジェクトに参画させていただきましたが、外食業界の歴史に名を残すIPOに関わることができて本当に幸せです。 思い返すこと5年前、ナッティースワンキー(餃子のダンダダン)が上場して以降、あさ

    • 未公開店舗物件とは?①

      「未公開物件」 外食事業者にとっては何とも甘美な響きですが、何をもって未公開物件というのか、定義がみなバラバラです。 私が考える「未公開物件」とは、レインズ(不動産流通機構運営の宅建業者情報共有システム)に公開される〝前〟の物件を指します。 レインズの詳細内容はまた別途書くので割愛しますが、いわゆる「同じ物件が沢山来るなぁ」「これどこかでも見たことあるなぁ」と思ったらそれがレインズに公開されている物件です。 酒類メーカーから提供される物件や、店舗不動産サイトに載っている物件

      • 株式会社ナカセ 2024年 年頭所感

        【2024年の店舗物件動向など】 明けましておめでとうございます まず年初より心を痛める出来事が続いております。亡くなられた方々に心からご冥福を祈ると共に、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を願っております。 2023年は、新型コロナ禍から徐々に脱却し、我らが外食業界も観光を含めた人流がなんとか以前の水準まで戻りつつあり、中には過去最高を記録する企業も散見され明るい兆しが見られました。 さてそんな中、株式会社ナカセが考える2024年、店舗出店の

        • 店舗開発アウトソーシングという考え方①

          さて、今月に入って店舗物件の動きも忙しくなってきた。 秋頃から物件収穫の時期かな?と予想していたのでまだまだ勘が冴えているなと安心している。 それに息を合わせるかのように、出店依頼・店舗開発代行の話が増えてきた。 しかし申し訳ないことに、何件もお断りしているのが現状だ。 これに関しては単純に当社のリソース不足でもあるが、他方で我々がこれから突き詰めるべき課題である「店舗開発のアウトソーシング(外注)」について、まだまだ出店者に理解が得られないことが理由としてある。 貸す

        光フードサービス(株)が株式公開しました!

          脱サブリース物件

          前回のブログではサブリース企業との「共生」について書きましたが今回は、あえてサブリース会社を利用しない店舗展開について考えます。 最近のサブリース会社の基本条件ですが もともと月額50万円の物件だとすると、だいたいこんな具合に乗せられています(ほんとざっくりですが大枠からはズレていないかと)。 賃料  50万円→60万円 (+20%) 礼金  50万円→180万円(1ヵ月分→3ヶ月分) 償却  50万円→180万円(10ヶ月の10%→30%) 契約料 0→60万円 さら

          脱サブリース物件

          withサブリース時代

          コロナ化を抜け、店舗物件の流動性が上がってきたと感じるこの頃、これは東京都内に限るんですが、募集要項でやたらと「サブリース物件」の文字が目に付くようになりました。 あくまでも僕の体感ですが〝それなりに良さそう〟な物件は3分の1くらいの確率でサブリース物件ではないかと、サブリース業者の急激な台頭を肌で感じている次第です。 サブリース業者の目的はいわゆる「賃料のピンハネ」という偏見から、飲食をはじめとした借り手からはすこぶる印象が悪い。というかめちゃくちゃ嫌われている。 そり

          店舗開発で外食企業に貢献する

          株式会社ナカセ(旧エムライト)に社名を変更し半年が経ちました。 コロナ禍のトンネルを抜けると、そこは誰もが飲み食いする国でした、とはならず、いまだ外食業界全体では苦しい時間が続いていますね。 長く外食経営に携わっていましたが、私の古巣も大変苦心している様子がうかがえます。とても心配です。 さて、業界では慢性的な人不足、原価や光熱費などの固定費の高騰 これだけでも相当な事件だったのに なんと これらに加えて、新メンバー「店舗家賃の高騰」が新たに合流です! みなさん

          店舗開発で外食企業に貢献する