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なぜ、井上一鷹はSun*に入るのか

目次

①自己紹介:戦コン→JINS新規事業開発→ Sun*
②人生かけて実現したいこと
③なぜSun*に入るのか?

①自己紹介

 まず、自己紹介を。

 新卒で入った戦コンADLでは、メーカの新規事業開発支援をしていました。自ら実行フェイズをやってみたいと思い、事業会社での新規事業開発の道を選択し、JINSに入社しました。

 そこから10年間、メガネ屋JINSで眼鏡型デバイスJINS MEMEの事業開発を担い、基礎研究~量産~サービス開発を実施してきました。
 
 そして、そのJINS MEMEにて取れたデータから構想し、世界で一番集中できる空間Think Labというワークスペース事業を開発し、株式会社化してきました。

 最近では、コロナ影響もあり、本業眼鏡事業全体のDXを含む事業革新に取り組むべく、経営企画業務を行ってきました。


株式会社Sun Asterisk Business Development Section Manager
Newspicksプロピッカー
経産省始動PJなど、新規事業策定のメンターを数多く

大学卒業後、戦略コンサルティングファームのアーサー・D・リトルにて大手製造業を中心とした事業戦略、技術経営戦略、人事組織戦略の立案に従事後、2012年、JINSに入社。商品企画、R&D室JINS MEME事業部マネジャー、株式会社Think Lab取締役を経て、JINS経営企画部門 執行役員、算数オリンピックではアジア4位になった経験を持つ。
著作に『集中力』、『深い集中を取り戻せ』がある。


 そしてこの度、Sun*(サンアスタリスク:https://sun-asterisk.com/)に参画することにしました。

 一部上場企業の執行役員の立場・ミッションを手放してまで、何を思い、Sun*に参画するのか、についてみなさまに吐露したい!と思って書いています。

②人生かけて実現したいこと

 少し意識高い系でひかれるかもしれませんが、、

 2019年末に、大谷翔平さん影響でマンダラチャートの形で、自分の実現したいミッションを書いていました。
 今も全く変わりませんが、「日本で一番、影響力がある新規事業家になる」を目標にしています。(2019年時点では、新規事業家ではなく社内起業家としていました。)

曼荼羅

 井上という人間の主だった要素は、ジンズでの事業開発経験が形成しており、JINS MEME / Think Labでの新規事業開発の挑戦は、何にも代えがたい楽しみであったことです。

 よく、事業のフェイズとして、0~1、1~10、10~100のどこに楽しみを覚えるか、という観点での議論はありますが、直近の経営企画業務(JINSの事業革新。つまり10~100、100~かもくらいの世界)に日々向き合っていても、井上は特に0~1、1~10が好きなのだと気づかされてきました。

 また、これは今、社会(特に日本)が置かれている課題にも答える、すごく大事なミッションだと感じています。

 ICCやG1サミット、経産省始動PJやOneJapanなど大企業の新規事業開発支援PJなど、多くの集まりやカンファレンスに呼んで頂き、たくさんの事業開発に携わる方と話してきましたが、

今、日本では、

 ・新規事業開発ミッションで3,000社が人材募集 @ビズリーチ登録だけで
 ・法人全体で、500兆円レベルの内部留保
 ・多くの大企業がCVCやっても、投資先に困る
 ・大企業、官庁がこぞって新規事業のアクセラレータプログラム実施

つまり、

カネは余っているが、新規事業を創れるヒトが足りていない

ということは、ひしひしと感じる環境に身を置いてきました。


 そして、これだけ多くの企業や官庁が新規事業開発支援に躍起になるのには、自明な理由があります。

 一部の人は聞き飽きていると思いますが、失われた30年などと言って、30年前の世界時価総額ランキングは日本企業がトップ総なめ、でも今は・・。
 

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 しかも、日本の上位は顔ぶれが変わっていない。主力事業も変わっていない印象の会社が多いです。

 これは明らかに、商品/サービスの寿命が短くなり、それを生み出す量・質が上がらないと勝ち目がないから、が主な理由だと確信してます。

 そんな状況なので、
 企業:金余り、新規事業ほしい
 個人:アイデアと実行力さえあれば、(会社の金で)面白い仕事できる
 となります。

 だから、遊ぶように仕事をして、その結果価値創造をして、世に貢献したら最高、という「企業内起業家」という生き方が個人の人生戦略的にも幸せになるに違いない、と思っています。

 これは、多くの場所や書籍で語ってきました。


③なぜSun*に入るのか?


 ここから本題です。
 
「どうしたら夢である日本一の新規事業開発者になれるのか?」

 この問いにぶつかります。

 ・ゼロからの新規事業開発経験×2回(6年と3年)
 ・事業計画メンターの経験×100回
 を通じて、何が必要なのか、について考えてきました。

 まず一つ目は、新規事業開発の経験回数です。

 人の事業計画とか悩みへの自分のアドバイス精度をメタ認知してみる中でも、間違いないなと思うことは、 

 新規事業は、絶対に毎回新しい課題が降ってくるが、
 それと向き合う経験には、確実に再現性と成長があること。
 大体ここで悩むとか、この辺だけ大事にしておけばダイジョブとかは不思議なくらい見えるようになる

 ということです。
 個人的にも、1回目と2回目では雲泥の差でした。
 明らかに、2回目のほうが鼻が利きます。

 間違いなく、新規事業に全力で向き合った回数が多い人がいることは、何よりも強いアドバンテージになります。

 この経験回数には間違いない肌感があります。

 前に一緒に登壇した、元ミスミの守屋実さんは、自分とは雲泥の差で、51歳で51個の事業開発をしてきたと言っていましたし、実際成功確率は上がっているとおっしゃってました。

 では、次に以下の疑問が出てきます。
 「新規事業開発の経験」とは、何から何までを経験することなのか
 について考えていく必要があると思います。

 例えば、私が新卒で所属した戦略系コンサルで、新規事業開発の構想フェイズのみを経験していればよいのか、と言ったらそれは違う感じがするなぁ、ということは何となく感覚的にお分かりになるかと思います。

 もちろん、ビジネスモデルを考えることや、その事業計画を書くこと自体は絶対に大事なことですが、それは大事な一部であり、そのあとのフェイズに醍醐味があると思います。

 新規事業開発のゴールは、事業計画を書くことや、それによってVC出資を得ること、と置いているとふわふわと終わりを迎えます。そんな人は多く見てきました。

 あくまでも、
 新規事業開発のゴールは「新しい価値を顧客に触ってもらった時」
 と置くべきだと考えます。

 顧客の目に見えて、手で触って価値を感じられた時に、一つのマイルストンを迎えるというか、それで初めて明確なサービスの価値向上の方向性が見えてきますし、そこからのピボットしまくる体験そのものが事業開発だとすら思います。

 そう考える背景を、新規事業開発の一般的な流れをもとに、お伝えするのが良いと思い、「田所雅之さんの起業の科学」という本から引用します。
https://www.amazon.co.jp/dp/4822259757

①Idea Verification   :リーンキャンバスまで
②Customer Problem Fit :顧客のペイン/ゲインの見極めまで
③Problem Solution Fit :プロトタイプでの見極めまで
④Product Market Fit :MVP*の構築と事業性評価まで
⑤Transition to Scale :事業のスケール

*MVP (Minimum Viable Product)とは、顧客に価値を提供できる最小限のプロダクトのことを指します。

 これでいうと、①~②くらいまでが、一般的な戦略コンサルの仕事としてやることですが、最近は、戦コンもデジタル部門を作ったりして、③以降に染み出していたりします。

 つまり、先ほど問いかけた「新規事業開発の経験」とは、①~④までの経験であり、

 明日には、世界のどこかで類似サービスが出てきてしまう現代では、
 「どれだけ早く④にたどり着き、ピボットしまくるフェイズに入るか」
 が全てだと思っています。

 何となく、大企業などで事業計画を書いたものに不安を覚えるパターンは、④にてMVPを創るチームを作ろうとしていない時であることが多いです。

 新規事業において勘が利く人は、①~③を教科書通りではなく、感覚で優先順位の高いものだけを考え、④にスピーディにたどり着きます。
 そして、早く④にまでいって「顧客に早く体験してもらいたい!」と向き合っている人が多い印象です。


 ここでようやく、日本一の企業内起業家になりたい井上が身を置く場所がSun*でなければならない理由になります。
 
 これまでの話の通り、
 新規事業開発の経験回数が重要であり、
 それは
新しい価値を顧客に触ってもらう回数
 であると話しました。

 その新しいサービスの価値創造をするには、一人では確実に無理で、
 そのチームの必要条件とは、

 価値創造が好きで仕方ない
 ビジネス(B)とエンジニア(T)とクリエーター(C)のプロが、
 すごく密に建設的にサービス開発に向き合っている状態

 だと考えています。
 これは企業内で新規事業開発をしてきた井上の経験からも、Sun*の新規事業開発への向き合い方とその組織作りの流れを聞いていく中でも、これは普遍的な鉄則だと強く感じています。

 JINS MEMEやThink Labという自分にとっては、未知すぎる価値創造の道のりの中で、うまくいくときは、建設的で力のあるエンジニア(T)とクリエーター(C)が、井上(B)と仲間でそろっている時でした。

 そしてそれは、ものすごく密なやり取りをして、仕事をしている時のみ、たどり着く価値という経験則が明確にあります。

 Bである井上は、新規事業開発をしていて一番尊敬しやまないのは常に、TかCの人ですし、スキルセットが違うのに見ている夢が一緒という状態の最高なシナジーは、そのプロセス自体が目的化できるほどの幸せを感じます。

 この思考を、Sun*取締役の梅田さんは、
 B・T・Cの渦を何回ぐるぐる回ったかが価値創造の経験値
 という風に表現していましたが、その感覚です。

 そして、Sun*の特徴は、このB・T・Cのプロが集まるギルドのような組織を作るうえで、明らかにボトルネックになるのがアプリケーションエンジニアだと先読みして、8年ほど前から東南アジアでアプリケーションエンジニアかつ日本語を話せる人の教育から着手したことにあります。
 
 日本で働きたいと思ってくださる外国の方が、まだいるこのタイミングにその日本ブランドアセットを活かしてなんとか、日本の価値創造を強力に支えるギルドを創る。という挑戦をしているのです。

 私が、たまたま同い年のSun*社長の小林さんから、この話を聞かせてもらったときは、正直悔しかった・・・。むちゃくちゃ、ストレートに自分がやりたいことを言語化して、行動して面白すぎる仕組みを創っていて、うらやましくて参加するしかなかったです。

 これは、、と、瞬時に感覚的にここまで書いてきたことを感じ、それをSun*の人とたくさん話して、このような形に言語化してきました。

 誰と話しても、みな同じ方向を向いているが、自分なりの意志を込めている良い感じの能動性を持っている。不思議なギルドです。(勢いのあるベンチャーなのに、社内の人が変な鼻息荒さがなく、ポジショントークしない感じもすごくよい)

 そんなSun*に、私が入ると決めた時の理由は、
 最高のB・T・Cの渦で価値創造しまくりながら、自分を鍛えること
 でした。

 でもこうやって、Note書いているだけでも、このSun*というギルドの挑戦そのものが、とんでもなく面白いものだと感じていることに気づきます。

 このSun*というギルドを強くすることで、
 価値創造の量・質を無茶苦茶増やすことができれば、
 新しい価値が生まれまくって、日本が、世界が元気になる。

 そんな
 誰もが価値創造に夢中になれる世界
 を創ろうとしているSun*にご期待ください。


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