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中小企業の経営者が行うバックオフィスのDX化を目指します。

はじめまして。鈴木かずこと申します。

中小企業や個人事業主の方向けに、経営者が行うバックオフィスのDX化の提案を生業とさせていただいています。
そして、Notionアンバサダーとして、「Notion✕経理」を発信し、「Notion士業の会」という税理士、社労士、行政書士などの士業の先生方のNotionの可能性を広げるコミュニティーも運営しています。

コネクテッドワークスペースとしてのNotion

DX化を目指す背景とは


私は、会計事務所に15年ほど巡回担当者として在籍し、のべ200社ほどの会社の経理を見て参りました。
さまざまの業種、そして、幅広い売上規模の会社を担当して、社長さんの悩みをたくさん聴いて、税務だけでは解決できないことを痛感していました。

どなたも悩みは、「会社の存続」と「社内外の状況を早く把握したい」という点です。でも、それを叶うために、社長の多くは、使いづらいツールに我慢するという現状があったのです。

経理は、専門知識がないと運用が難しく、専門家に一任せざる得ないカテゴリーです。

ただ、「やりやすい」「簡単」「融通を利かした」経理は、一見経営がやりやすいように思ってしまいます。

ところが、経理や財務、税務の落とし穴を知っていないと、どこに気をつけたらいいのか、非常にわかりにくくできています。
専門家である税理士は、税務には長けていますが、経理のノウハウに詳しいとは限りません。
簿記資格を持った従業員を雇うことができたら、バックオフィスの構築を知識の持った従業員に任せることも可能でしょう。

現在、ITの知識がないと、経理フローを構築することが難しくなってしまいました。
簿記資格を持ち、経理の経験があり、ITやDXに詳しいスーパー従業員がいれば、なんとななるでしょう。

しかし、ますます、経営者である社長が、DX化においてはトップでいられないという状況が生まれてしまいます。

こうなってしまうと、決済権を持っていながら、経理担当者である従業員の指示に従ってしまうという逆転現象が起きてしまいます。
こうなると、本当の意味での経営ができているとはいえないでしょう。

なぜ、社長はDX化に自信がないのか


今、巷では税制改正に伴い、経理の環境が大きく変わろうとしています。
インボイス制度と電子帳簿保存法です。
効率化だけの理由で、DX化を勧める時代は、もう過ぎ去り、ほぼ強制的にバックオフィスをDX化しないと、やってられない状況になってきております。

でも、一体どこから手をつけたらいいのか、正直経理や税務の知識がないと、わかりません。
そのため、様々なソフト会社が開発したシステムを購入することで、乗り切るしかないのが、今の現状です。

すべて、システム屋さんの勧める仕組みを導入することになりますが、実は、それが本当に会社にとって適した業務フローになっているのか、大いなる疑問がでてきます。
せっかくのシステムなのに、社長の認識からずれた仕組みを我慢して使っていかなければならないのです。

どうでしょう。はたして、そのようなシステムが、社長の右腕として機能してくれるかどうか。

想像通り、システムに振り回されることで、経営に必要な情報が欲しいときに社長の手に入ることができるかどうか、全くもって保証がありません。

この状態のまま、続けてしまうと、会社を守ることができないというリスクをはらんでしまうのです。
現在、会計ソフトなどDX化に伴って販売されているシステムは、基本、大企業をベースに構築されています。
中小企業に必要なもの以上に、過剰な機能が付いているわけです。


これからの中小企業で求められる「守り」の技術


これからの時代、一体何が起こるか、まったくもって予測が難しい時代になります。
AIの到来により、仕事の仕方が大きく変わります。それに伴って、自社の事業が成り立つのかどうか、再考しなければならないのです。

そのたびに、後から技術を覚えて適用しようと思っても、できることに限りがあります。それが、中小企業の欠点ともいえる点です。

でも、大きな組織にはできないことが、中小企業ならできることがたくさんあります。
それは、「意思決定が早い」という点です。
マーケティング用語でいえば、「ニッチ」でしょうか。
大手にはできない、ある種隙間産業的な事業は、中小企業の得意とする仕事のやり方です。
今までなら、攻めの事業を展開することで、規模を拡大し、事業を安定的に継続させることができます。

しかし、攻めだけでは、会社も守ることができません。
今まで通用したやり方で、押し通せないことも十分にありえる時代がきているのです。

これからは必要なことは、「守り」の技術です。
会社の知的財産も「守る」
会社の資産を「守る」
会社の人的財産を「守る」
会社の事業を「守る」
これらの守りには、知識が必要です。

税金については、税理士という専門家にしっかりと守っていただくことができます。
しかし、それ以外のところでは、自社を守る技術が体系的に整っているわけではありません。
このブログでは、社長が知っておくと損しない「会社を守る技術」について、次のテーマで一緒に検討していくようにします。

  • 経理と総務、労務を含めたバックオフィスの効率化

  • 粗利を即日に把握できる経理フローの構築

  • 経営者が必要な「簿記」の知識とは

  • 仕事の効率化で、社長の時間を確保する

  • 効率化のためのスキルや考え方

  • Notionを使ったプログラミング的発想を養う

などなど、社長が経営に必要な「守り」の技術を高める内容を配信してまいります。

「攻め」の営業や事業展開については、専門家の方の情報発信が充実されていますが、以外と「守り」の情報は、少ないです。
これからの時代に生き抜けるための情報を、ひとりでも多くの中小企業の経営者の方に、届くように願っています。

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