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お寺修行をなぜかした時のお話

最今までありがたいことにさまざまな体験・経験をしており、その中でも面白い経験はお寺修行なのかなと思い今回はその思い出を綴ろうと思います。

全てのお寺共通の修行内容ではないため、そちらはご了承いただけると幸いです。

お寺修行を体験することになった経緯

そもそもなんでお寺修行しようと思ったん?ってところのお話

正直最初は仕方なくけれどちょっと面白そうだったから2年前の夏頃知り合いのお寺の住職さんが入院してしまいお手伝いを絶賛募集してた時に僕に声がかかったという次第です。もともと両親が結婚したきっかけとなった人が住職さんでその人に頼まれてお手伝い兼ついでに職業体験が始まったということです。まじで漫画の世界ですか?みたいな急展開で当時はそこで女の子と知り合ったら恋に落ちてしまうんじゃねぇの??くらいのスピード感でした。

なんやかんやで10日間のお寺修行が始まります。今回はその中でも自分にとってなかなか驚愕なものをピックアップしてご紹介します。(お寺の名前は伏せさせていただきます。)

驚愕!?お寺修行での食事

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↑画像はイメージです

イメージとしてお寺修行といえば、お経読み・写経・掃除・参拝客の対応などをイメージされると思います。そんな数ある修行の中で個人的に驚愕だったものそれが食事。

修行先のお寺は精進料理を毎日食べる普段から地元の農家・食材に感謝していくという素敵な考えのもと行っていました。

食事といってもそれが修行ってどういうこと?と思われる方もいるとは思いますが、上記であげた感謝とそれを自分達自身がしっかりと体現していきその考えを落とし込むことが修行ということです。

お作法
・料理を食べる時には私語厳禁
・茶碗を口の近くまで持っていき食べる
・食器は自分達で洗って返す

なんだよ、当たり前やん!って思った人もいるでしょうここでのポイントは食器は自分達で洗って返すここです。精進料理の特徴で、極力化学製品を使わないことを重要視しています。どういうことか?食器を洗うときに洗剤をほとんど使わないようにしているということ

そう洗剤使わずに食器洗うんです。いや、きたな!って思う人安心してくださいちゃんと対処しています。

対処方法
・沸騰したお湯を準備
・食べ終わった食器にお湯を入れる
・たくわんを残しておきたくわんで食器を洗う
・全てのお椀に順々に流し込み同じく洗う
・全て洗い終えたのちお湯とたくわんを食べる
・食器を全て重ねて水で洗う

ほんとに最初驚愕でした。たくわんで洗う??しかもそれを最後食べる???抵抗しかない状態でしたが、郷に入っては郷に従えと思いなんとかこなしました。

今では外出時定食など頼んだ時にたくわんでたら身構えるようになってしまいました。

お寺修行で学んだこと

お寺修行で上記のような驚愕なものから自分がもともとイメージしていた修行などもあり、その中で一貫して修行で感じたものは

「世界が良くなるため必要な要素は自分自身」

住職との話の中で印象的だった「人は幸せになればなるほど認識範囲が広がり、貢献の質も量も増える。今は周りの幸せを願う段階かもしれないけれど、人間として成長していくことによってそれが日本・世界・未来とより広い当事者意識が持てるようになりますよ。」

この教えを忘れず今後も精進していければなんて考えながら今回のnoteは終了いたします。

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