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僕と母ちゃんとばあちゃんの話1【短編小説】

僕の母ちゃんは、車いすユーザーだ。今は、母ちゃんの母ちゃん(ばあちゃん)と僕の三人で暮らしている。

母ちゃんは、会社に勤めている。ばあちゃんは、70歳まで働いていたけど、今は趣味を楽しんでいる。

「いつか自分の子どもを育てることが出来たなら、今までの自分の人生を伝えていきたい。陽太に会えるのを楽しみにしていた」と母ちゃんは僕にいつも話している。

それと僕には父親はいない。

僕の名前は陽太。自宅から大学に通っている。これから僕の母ちゃんと、ばあちゃんについて話をしたいと思う。 

母ちゃんを困らせ悲しませてきた僕は、いつかきちんと謝る勇気が欲しいと思っているから。