武蔵小杉駅の使い方
今年の春に東急線に相鉄線が乗り入れるようになりましたね。その中の東急武蔵小杉駅は東横線と目黒線の両方が通っており、元から複雑な乗り入れ先が更に複雑になりました。そこで目的の行き先に行ける電車に乗るのが、どの程度の分かりにくいのか、実際にホームに立って見てみることにしました。
そういえば武蔵小杉駅は東急の駅とJRの駅がかなり離れていて、待ち合わせの駅を間違えたときに猛ダッシュした苦い経験があります。天気が良ければまだしも、雨でビル風が強いともう最悪です。
まず横浜方面と新横浜方面に向かう南行が来る1,2番線から見てみます。
こちらは1番線に東横線が来ます。行き先は横浜・中華街だけに見えたのですが、こちらに相鉄線乗り入れもやってくるのかは確認しそびれました。2番線の方は相鉄線内で分岐があるのですが、ほぼほぼ湘南台行は来ないですし、もし間違えてもきっと二俣川で、しっかり案内されるでしょう。
さて北の方に向かう3,4番線に行ってみましょう。
こちらはより行き先の分岐が多くなります。3番線の目黒線はメトロ南北線乗り入れと都営三田線乗り入れがあります。4番線の東横線はメトロ副都心線を経由して東武東上線に乗り入れる電車と、西武池袋線に乗り入れる電車があります。
列車種別も少し面倒で、特急とF特急はメトロから先の停車駅が違います。目黒線の方にも列車種別があるのですが、こちらは種別ごとに色を変えるのではなくて各停であっても三田線方面は行き先がオレンジです。
ホーム上には新しいディスプレイタイプの案内板もあって、こちらはより多くの色が使えるので、少し違う感じになっていました(電光掲示板の方は通路と同じ)。掲示板によって色の使い方が違うのはどうも違和感があります。
ホーム内の時刻表脇には路線図も貼り出してあるのですが、それぞれの線の乗り入れ先と東急線内の2枚が掲示されています。
目黒線は東急線内の急行があるだけで乗り入れ先はすべて各停なので良いのですが、東横線は東急線内の列車種別と乗り入れ先の列車種別が一致しないパターンが多いので東新宿で止まるかどうかはなかなか分かりにくいです。
ということで、そのまま東横線に乗って渋谷で降りました。
すっかり東急デパートの解体も進んで、未だにこの景色には慣れません。困るのはまだヒカリエ以外のビルの名前が覚えられないことで、案内板があっても、それがドコなのかがわからないのですよ。
もうJR渋谷駅の旧外回りホームも解体が進んでいました。乗るときに同じホームであることを忘れていて階段を探してしまいましたよ。
考えてみれば東京近郊の乗換駅はどこも複雑さが増していて、普段使っているルートならいざ知らず、何らかの障害で迂回しなければならないときなどに、どうすれば良いのかはかなり難易度が高いです。ダイヤが乱れている時はアプリの力も限界がありますしね。特に駅名が異なる乗り換えや、歩いちゃった方が早い場所の判断には高度の地理力が問われます。平面だけではなくて昇り降りもありますしね。ずっと東京で暮らしている人がこんなことを言っているのですから、道に迷っても聞かないでくださいね。どうすれば良いかはそれこそケースバイケースなもので。
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