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環境センサを使ってみる

コロナ禍で換気状態を知るのに二酸化炭素濃度を測定したりしているところも増えましたが、部屋の温度を記録しておくというのも、体調の維持に大切かもしれません。暑かったり寒かったりを知るのに温度計はつけていますが、寝ているときや不在の時にどのくらいの温度なのかは記録しておかないとわかりません。

一般的に環境センサと呼ばれるデバイスは数多くありますが、最近では自動的に記録をクラウドにアップロードしてくれるデバイスも登場してきました。私が使っているのはプラネックスの製品でUSB端子から給電し、WiFiを使ってプラネックスが提供しているサーバにデータをアップロードしてくれるものです。

どこでもセンサー

今のところ環境と人感の2つが出ていますが、環境の方を使っています。温度と湿度、そして気圧が測定できます。最初だけパソコンのUSB端子に挿してWiFi設定などの初期設定を行います。その後は、コンセントにUSBアダプタを挿してセンサをつなげて使います。測定結果は自動的に専用クラウドにアップロードされます。

クラウドに集められたデータはWEBページで確認できます

クラウドのデータは一定期間が経過すると自動的に削除されてしまうで、定期的にファイルをダウンロードして自分のサーバに保存しています。もちろん、このデータを自分で解析してもかまわないです。

DATE,Temperature,Humidity,Atmospheric pressure
2022-11-02 00:00:02,15.7,66.11,1019.01
2022-11-02 00:00:26,15.7,66.07,1018.57
2022-11-02 00:00:50,15.7,66.16,1018.79
2022-11-02 00:01:13,15.69,66.24,1018.75
2022-11-02 00:01:37,15.69,66.41,1018.53
2022-11-02 00:02:00,15.64,66.61,1018.42
2022-11-02 00:02:24,15.62,66.74,1018.61
2022-11-02 00:02:47,15.62,66.64,1018.61
2022-11-02 00:03:11,15.62,66.61,1018.61
2022-11-02 00:03:35,15.6,66.8,1018.57
2022-11-02 00:03:58,15.59,66.94,1018.54

測定間隔を指定することは出来ないのですが、毎分2~3回は記録しているようです。またクラウドに直接API呼び出しを行うこともできるので、プログラムを書いてアプリケーションを作るのも良いかもしれません。

APIでデータを取得することも出来ます

このセンサをいくつかの部屋に取り付けて、部屋ごとに寒暖の差を見ています。やはり日当たりの良い部屋は温度変化が激しくなります。エアコンが効くのにどのくらい時間がかかるかもわかるので、帰る時間がわかったら時間を見計らって家にいる人にLINEでスイッチを入れておいてとお願いすることもできます(リモートでオンにするデバイスはまだ導入していません)。

日々の変化を見ていると、部屋によっては窓をあけると急に湿度が変わるのがわかるとか、出かけた時にどのくらいまで温度が上がったり下がったりがわかるので、状況によってはエアコンをかけておこうかなどと判断するのに使えるわけです。本当は室外との温度差をグラフに出してみたいのですが、まだ手つかずです。

長期間にわたって固定された場所を測るのでコンセントに挿していますが、モバイルバッテリーで動作させることも出来るので、部屋の中のいろいろなところで測ってみてエアコンの効き具合などを調べてみるのも良いかもしれません。

基準にするのに屋外のデータも取っています

ヘッダ画像は、部屋のデータを測定している様子。使っていない高いところにあるコンセントに挿してあります。


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