記事を書くのに煮詰まった時には

実はいわゆるお盆休みを過ぎてから、夏バテになってしまったのか単にサボり癖が出たのか調子が今一つで、記事を書くのにまったく筆が進まない状況に入ってしまい、気がつけばストックを使い切りそうになっています。慌てて記事を書こうとするのですが、もう何を書くかまでを決めてあるのに、少し書いてみても集中が続かず今まで書いた文章もどうも気に入らなくなって直しはじめて、結局、ひとつも仕上がりません。

そもそも記事が書けなければ、何も無理して投稿する必要なんて無いのですが、書かなければならない文章を書くのに、なかなか書き進まなくて困った経験をお持ちの方は多いと思うので、私の気分転換のためにもどうやって書き続けているかを吐露しておきます。

原稿の基本となるテーマなどは「ネタ帳」という形でまとめます。ネタ帳は構造を持っていて、グループ化されており、それぞれのネタから他のネタへの関連であったり順序が簡単に書かれています。順序のあるネタを一気に書き進めることは敢えて避けていて、ひとつのグループのネタは下書きが出来ると続きはネタ集めの段階に留め、先に他のネタを書くことにしています。いったん公開してからコメントや指摘、反響を反映したいのと、続けて書くとだんだん話が萎むというか狭くなってくるという印象を自分では持っていて、リリースして気持ちを新たにしてから次を書くのが大事だなとは思っています。

ということで、次に書く文章は出来上がって下書きに入っていないグループごとに常にひとつあるわけです。その中で書けそうなところから手を付けるのですが、書き始めると急に筆が止まってしまうことがあります。疑問点が出てきて調べる必要があったり、写真を集めたり図を描かなければならなかったりという場合もあります。ですが単に書くことがどうもまとまらないということが一番あったりします。このような時は無理に書こうとしてはいけません。内容が苦しい文章になります。こういう時はあっさりと他の記事を書き始めるのです。新しく書き始めた記事を一気に仕上げてしまうかもしれませんし、調子が出てきたところで元の記事に戻っても構いません。大事なのは「ツライ」状態から抜けることです。ツライ状態を続けても建設的なアイディアが出るわけはなく、とにかく調子が出る状態になることが大事です。

そして新しく書き始めた記事も進まないようであれば、今度はネタ帳に戻ります。まだ手を付けていないネタを眺めたり、新しいネタを探し始めるのです。こういうキッカケがないとなかなか新しいネタに手を広げる機会がないので、これは「チャンス」なんです。「これは！」と思うネタを見つけたら、とにかくひとつ書いてみるのです。意外とこれで調子が戻ることもあったりします。ネタ探しはアウトプットしようとしていないので、どんどん調べ物が続いてそれはそれで楽しいものです。ネタとしてイケているかどうかは考えずにひたすらメモを作り続けます。ここで調子が出てきたら書き物に進んでも良いのですが、ひたすら写真を探したり延々と図を描き出すのも悪くはありません。まあここで用意したものの大部分は結局、却下されて日の目を見ないものの方が多いのですが、資料としては大切なものになります。

こんなことを繰り返しているとネタ帳はどんどん長くなっていきます。お陰で書くことが減ることは無いのですが、調子が出てきてストックが増えてきたら、今度はあまり書き続けずに溜まった下書きを読み始めたりします。誤字脱字を見つけることも多いのですが、そもそも文章の構成が良くなくて大幅に入れ替えたりすることもあります。それから「時間がかかる」マークが付けてあって、ちょっとじっくりと取り組むネタに手を出すこともあります。このマークが付いているネタはそれなりに多くて、これに挑戦したくて下書きを貯めたいという気持ちも出てくるのですよ。

という訳で、ポイントは「調子が出ない時には無理をしない」「今、出来ることはひとつではない」「やれそうなことから手を付ける」というあたりで、この状態を維持するためには「手をつけられるようなものを準備しておく」ことが大事で結局、無理に頑張らないためにはストックが有効なわけです。調子が悪いからといって何もしないのは、あまり効果的ではなく、何かしらやり続けることだけは諦めてはいけません。但し準備はヤリ過ぎては効果的ではなく、せいぜい「次」に備えるくらいに留めるのがリーズナブルです。まあ、こんな話は年寄りの経験のひとつに過ぎないのは確かなのですが、相手が何であれいろいろな場合に応用が効く話かもしれないとは思いますよ。

最初の頃のネタ帳（まだ書いていないネタを発見^^;）

ネタ帳

ヘッダ画像は、以下のものを使わせていただきました。
https://www.irasutoya.com/2016/08/blog-post_170.html

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