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レトロPCたちの歩み

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私の年代の人にとって、はじめて出会ったパソコンたち。機種によってはもうなかなか情報も残っていないものもあります。当時の思い出とともに時代背景とスペックなんかをまとめておきます。
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#レトロPC

レトロPCマガジン

私の年代の人にとって、はじめて出会ったパソコンたち。機種によってはもうなかなか情報も残っ…

kzn
1年前
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CASIO FP-200 - ハンドヘルド市場は難しい

電卓っぽさが残っていたポケコンから発展したモバイルPCの元祖とも言うべきハンドヘルドコンピ…

kzn
49分前
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キヤノン X-07 - モバイルデバイスの夢を見る

CMOS技術の発展により8ビットCPUもCMOSで作ることが出来るようになり、電池で動かすことの出…

kzn
7日前
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FACOM9450 - 松下と富士通の微妙な関係

先日、元祖PCであるIBM-PCの記事を書いたのですが、そこで出てきたオフコン達の中で忘れてなら…

kzn
3週間前
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セガのパソコン - SC3000

そういえば、ファミコンのことを書いた時にセガのパソコンのことにチラッと触れていて、そのま…

kzn
3週間前
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IBM-PCの登場

今、Windowsが動作するような多くのパソコンは未だにPC互換機とも呼ばれ、一定の規格を満たし…

kzn
4週間前
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PC-8201 - NECが試みたハンドヘルドPC

ハンドヘルドコンピュータと呼ばれるモバイルデバイスが登場した話は以下の記事に書きました。。 HC-20 - ハンドヘルドPC登場 これに刺激を受けたのか、他のメーカーも携帯できるPCという姿を模索し始めます。小さな液晶画面と電池で動きフルキーボードを搭載しているというのは共通でしたが、電卓から進化したポケットコンピュータとの境界は徐々に曖昧なものになっていきました。 ハンドヘルドコンピュータ EPSONは、先のHC-20を1982年に発売した後に1984年にはHC-4

JR-200と300 - ナショナルブランドのパソコンたち

そうそうナショナル、今のパナソニックのパソコンたちです。最初の機種であるJR-100については…

kzn
2か月前
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8ビット時代を駆け抜けたクリーンコンピュータ - MZ-2000/2200/2500

レトロPCの記事を書き続けていますが、シャープのMZシリースについては、以下の記事を書きまし…

kzn
2か月前
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PC-2001 - NECのポケコン

ポケットコンピュータとハンドヘルドコンピュータの境界については曖昧なところもあるのですが…

kzn
2か月前
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MULTI8 - 何が取り柄なのかがわからなかった

三菱電機はもともと大型機のメーカーでしたから、小さなコンピュータの世界に手を出すのも恐る…

kzn
3か月前
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FM11 - 8ビットでも16ビットでも何でもござれ

富士通がFM-8の次にホビー向けに特化したFM-7を出した話は以前に書きました。 FM-7 - 御三家…

kzn
3か月前
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PASOPIA7 - 東芝の悩み

1981年に東芝もパソコン市場に食い込もうとPASOPIAを出した話は以下に書きました。 PASOPIA -…

kzn
3か月前
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HC-20 - ハンドヘルドPC登場

1980年に最初のポケコンであるPC-1210が発売され、翌年にはPC-1500も登場し、持ち歩けることで、その可能性が広がることがわかってきました。アメリカでは最初のモバイルパソコン(ラップトップと呼ばれた)であるOsborne 1が1981年に登場しましたが、これは重量が10キロ以上もあるもので、出張に持っていくことは出来るよね、というレベルで持ち歩くと言うには少し距離がありました。 Osborne 1 当時は通信環境が整っているわけではなく、自分のプログラムと、その