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回復期病院で2年間P Tとして勤務して学んだあなたに伝えたい本当に大事なこと② 〜初頭効果を甘くみるな〜

 こんにちは。長野県で理学療法士をしている竹中かずしです。
 最近睡眠前に部屋を暗くして過ごすようにして確実に入眠しやすくなったなと感じる今日この頃です。


 本日は前回書いた回復期で二年間学んだことを言語化するシリーズ第2弾です。
社会人1〜2年目の人に読んでいただけると良いかなと思います。

前回に引き続き今回も人間関係の作り方についてまとめようと思います。



初頭効果って何?

 皆さん初頭効果って知っていますか?なんとなく漢字からイメージできるかもしれませんね。

初頭効果とは、最初に与えられた情報が後の情報に影響を及ぼす現象を指します。人や物に対する第一印象が長い間残り続けるのは初頭効果の影響です。

https://ux.daishinsha-cd.jp/blog/psychology から引用。

 簡単にいうと最初の印象によってその人のイメージが作られ、それにより後々に良い印象を作ることもあれば悪い印象を作ることもあるということです。

 学校に入学した時もそうだったと思いますが、低い声で話す強面の先生と表情が明るく優しい口調で話す先生ではその後の話かけやすさが違いますよね。それと似たようなことです。

つまりそれだけ最初の印象は大事だということです。




最初の印象で成長率が変わる

 では、最初の印象が良いとどんなことが起きるでしょうか?
 最初の印象が良いと下のようなサイクルが回ります。

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 上の図のように最初の印象が良いとかなり好循環が回り、自分の実力がどんどんついて成長していきます。
 


 新人教育は全員が平等に学ぶ機会があって最低限の知識や技術を定着させるものです。

 しかし、人間は感情の生き物なのでいくら頭で分かっていても実際の行動は違ってきます。

 つまり上司が、この人は最初の印象が良くてやる気がありそうだな、この人は成長しそうだなと思えば、自然とその人に時間をかけて教えようとするわけです。

 皆さんも部活をやっていた人も多いと思いますが、後輩の中でも明るくてやる気がある人を可愛がって教えたりしたと思います。それと同じです。




初頭効果を活用せよ

 最初の印象が大事なのは分かった。でもじゃあどうすれば良いの?そう思った方もいると思います。
 では、次から初頭効果をどう活かすかについて書いていこうと思います。

結論から言うと、初頭効果を使って最初の印象を良くするには

・挨拶をすること
・感謝すること


この二つが大事です。
そんなの当たり前だよ。しかももうやってるよ。そう思った方もう少し掘り下げていきますので安心してください。




挨拶で重要なのは差別化

 挨拶はみんなしますよね。その中で自分の良い印象を残すためには差別化することが重要です。
 
 仕事場でも朝スタッフルームに入ったら当然挨拶をします。しかし、意外と多いのは下を向いて少しこもった小さい声で「おはようございます。」と言ってる人です。

 これではもったいないです。
 自分は今日は元気がないんです。それに伴って今日はやる気もありません。そう言ってるようなものです。

 その中で自分が周りよりも少し大きく明るい声で挨拶したら、それだけであの子は元気があって良いなと思ってもらえます。



 また、明るく挨拶することで声を掛けやすくなるんですよね。

 私の職場ではいつもすれ違うたびに明るく目を見て「お疲れ様です。」と挨拶してくださる事務の方がいます。
 他部署の方なので普段あまり関わらないですが、なぜか徐々に親近感というか安心感が芽生えてくるんですよね。

 そうすると病院の忘年会や新年会などの公式行事で見かけると他の他部署の人よりも圧倒的に話しかけやすいんです。


 このように挨拶にひと工夫するだけで他の新人と差別化でき、自分の印象を良くすることができます。しかも挨拶って特別なスキルとかなくてもできるのでおすすめです。




感謝をこまめに伝える

 初頭効果をうまく使うコツの2つ目は、感謝をこまめに伝えることです。

 感謝を伝えることも当たり前ですが、非常に大事です。
 なぜなら、感謝するということは相手の貢献感を満たすことに繋がるからです。

 皆さんも経験あると思いますが、感謝されると単純に嬉しいものです。

・飲食店でセルフサービスの水を汲んできてあげる
・テスト勉強で分からないところを教えてあげる
・傘を持ってない友達を自分の傘に入れてあげる

など、相手のために何かした時に感謝されて相手が喜んでくれると嬉しくなります。


 つまり相手のためになったという貢献感を感じることは本能的に嬉しいものです。
 そして、自分に感謝してくれた人にはまた何かしてあげようと思ってしまうものです。だからこそ感謝は重要なのです。




では、普段の仕事でどのように具体的に感謝を伝えるか考えます。

 例えば、入職して最初の方に形式的な書類の書き方を教わったとします。
 その時に教えてもらってすぐに「ありがとうございます。」と伝えることはもちろんなのですが、それに加えて書類を作った後にも感謝を伝えるとより良いです。

 「鈴木さん。この書類の書き方を教えてもらってありがとうございました。書き終わりましたのでチェックしてもらってもよろしいですか?」

 こんな感じで教えてもらった直後と書類を作成し終わった後の2回で感謝を伝えると更に良いと思います。時間差で感謝を伝えるということです。

 こうやって時間を置いて2回感謝することで相手はそんなに大したことしたつもりはないけれど、相手のためになったんだと思うことができます。


まとめ

・初頭効果とは最初の印象が後に良くも悪くも影響されてしまうこと
・初頭効果を上手に活用するには挨拶と感謝が重要であること
・挨拶は差別化、感謝はこまめにが重要。

 このように初頭効果を上手に利用すれば自分の成長を加速度的に向上させることができます。皆さんも参考になることがあればぜひ実践してみてください。


 今回もお時間作ってこのnote読んでくださって、本当にありがとうございます。
 少しでも皆さんの日々の生活に生かすことができ、人生を前に進める手助けになれば嬉しいです。
 
 今後もこの学んだことを言語化するシリーズを書いていこうと思っているのでよろしくお願いします。

#竹中かずし #学んだことシリーズ #日記 #理学療法士

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