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なぜあなたのゴールは達成されないのか

 こんにちは。長野県で理学療法士をしている竹中寿史です。
 最近はちょっと疲れていたので、note更新できていなかったですが元気になってきたのでまた再開します。(笑)

 今回はコーチングで学んだことを生かして考えた、ゴール設定について書いていこうと思います。

目標を立てても達成されない3つの理由

 誰にでも、今年は新しいことを始めるぞといったり、夏までに痩せるぞといった目標を立てることがあると思います。

 しかし、新年の目標を1ヶ月で忘れてしまったり、ダイエットも続かなかったりと、立てた目標が達成されないことも多いと思います。

 なぜ目標を立てても達成できないことが多くなってしまうのでしょうか?
 その理由は主に3つあります。

①目標の設定をそもそも間違えている
②目標を設定したがそれに対してのアプローチが間違っている
③アプローチは正しいが、行動が継続できない

②のアプローチが間違っているというのがどういうことかというと、例えば1ヶ月で3kg体重を落とすという目標を設定したとします。
それに対して、毎日20分のランニングをすると決める。でも、ランニングのご褒美にケーキを食べるのはおっけー。というアプローチのようなことです。

これは完全にアプローチが間違ってますね。逆に太るやつです。

③のアプローチは正しいが、行動が継続できないのは実感としてもあるのではないかと思います。ダイエットのために白米を食べないようにすると決めても結局続かないというやつです。

目標設定について①〜③まで全て書くとかなり長くなるので、今回は①の目標の設定がそもそも間違っているに関して書いていきます。

目標設定でやりがちなミス

皆さんは何か目標を設定するときに気をつけていることはありますか?
もしただ何となく目標を立てているといつまで経っても、その目標は達成されません。


筋肉量を1ヶ月で10kg増やすと言っているようなものです。
(筋肉量の増加は1年で3kgでもかなり難しいです)

一般的に目標設定するときにやりがちなミスは主に3つです。1つずつ説明していきます。

一つ目は、何のためにこの目標を立てたかが不明確であることです。

例えば、部活で野球をやっているときに「1ヶ月でスイングスピードを速くする」と目標を立てたとします。

しかし、スイングスピードはなぜ速くする必要があるのでしょうか。
スイングスピードを上げることは何か得たい大きな成果の手段であるはずです。
大きな成果を見失ってしまうと、ただ単にスイングスピードを上げるという手段に固執することになります。

もし得たい成果が打率を上げたいというのであれば、それは論理が飛躍しすぎてます。

「スイングスピードが上がる→打率が上がる」

これではなかなか到達したい本当の成果である打率の向上は難しいです。
なぜなら、他にも打率を上げるための要素はたくさんあるからです。

例えば、

・選球眼をよくしてボール玉に手を出さない
・ボールにしっかりミートする技術を高める
・自分の得意なゾーンと苦手なゾーンを知っておく
・どの投手でも自分のフォームが崩れないようにタイミングを取る

などなどすぐに思い浮かぶ場合だけでもたくさんあります。

このようにまず立てた目標が何の成果を得るためなのかを明確にする必要があります。

目標設定でやりがちなミスの2つ目は、目標達成されたか測定できない目標を立ててしまうことです。

例えば、先ほどのスイングスピードを上げるというので考えてみます。

1ヶ月後にスイングスピードを速くすると目標設定します。では、1ヶ月後にスイングスピードが早くなったかどうかは分かりますか?

これは人が見るだけでは難しいです。自分で1ヶ月後に振り返ってみて速くなったかどうかなんて分からないです。
そのため、何となく速くなったかなと思ってしまうかもしれません。
これでは、達成できたのか不明確なので目標を立てた意味がありません。

対して、スイングスピードを測定できる機械があれば、速くなったかどうかは確認できます。
もし具体的に「1ヶ月後にスイングスピードを今の10 %上げる」と目標設定したのであれば、それは達成したかどうか確認できるので目標設定としては間違ってないです。

このように目標を立てるときには、振り返った際に達成できたかどうかが確認できるようにしなければいけません。

しっかり達成出来たかどうか振り返れるようにしておけば、達成したらモチベーションは上がりますし、達成出来なかったら次にどうするかを考えることが出来ます。

そして、達成出来たかどうかが分かる目標設定をするコツとしては、期間と数値をいれることです。
打率を3割まで上げる。1時間の守備練習の中でエラーを1回までにする。試合で5イニング投げても球速が落ちないように体力をつける。などです。

このように目標を達成したかどうか分かる目標にする事で、しっかりと振り返りが出来る様になるため非常に大事です。

目標設定でやりがちなミスの3つ目は、自分の行動で変えられないものを目標にすることです。

先ほど例のスイングスピードを上げるに関しては、自分の努力で変えられるものです。
対して、1ヶ月後の試合でスタメンになる。という目標を設定したとします。
しかし、これは自分で変えられないものなので推奨されない目標設定です。
なぜなら、スタメンにするかどうかは監督が決めるからです。

極端なことをいうと、いくら技術が上がって選手の中で一番上手くなっても、監督が今は別の選手を起用したいからと思ったらスタメンにはなれません。

ここで誤解して欲しくないのは、最終的に得たい成果を「スタメンになること」とするのは別に問題ないということです。
ただ、目標を設定するのであれば、スタメンになるために自分は何を変えられるかを考えて決めることが必要です。

例えば、スタメンになるために自分は打撃の面で弱いからそれを補う必要がある。だから目標としては、打率を3割まで上げることにしようという感じです。

つまり、目標と成果は別にしないといけません。目標というのはあくまで自分の努力で達成できるかどうかの視点が必要です。
「得たい成果=スタメンになること」とする事は良いですが、その上で目標は自分で変えられるものにすることが必要です。

まとめ

目標設定でやりがちなミス3つ
・何のためにこの目標を立てたかが不明確
 →その目標がどんな得たい成果に結びつくのか考えましょう。
・目標達成されたか測定できない目標を立てる
 →数値と期間を決めて振り返ったときに達成されたか分かるようにしましょう。
・自分の行動で変えられないものを目標にする
 →得たい成果と目標を切り分けて自分の努力で変えられるものを目標に設定しましょう。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

今回は目標設定について書いていきました。
今回の記事で自分や周りの目標設定について見直す機会になったなら幸いです。

今後も日々の気づきや学びを発信していこうと思うので、良かったらフォローしてもらえると嬉しいです。

ではまた!

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