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あなたはコミュニケーションを誤解している

 皆さんこんにちは。最近「夢をかなえるゾウ4」を読んで涙が止まらなかった竹中かずしです。

 

皆さんは普段コミュニケーションについて悩むことがありますか?

 家族と上手くいかない、仕事で自分の思いが伝わらない、パートナーが自分のことを分かってくれないなど、様々な場面で感じることがあると思います。

 そのような時は、大体がコミュニケーションの問題を伴っていることが多いです。

 
 今回は、コミュニケーションとはそもそも何かを紐解いていきます。
 よろしくお願いします。
 


コミュニケーションとは共通認識


 そもそもコミュニケーションとはどういうことでしょうか?

 コミュニケーションの語源は、ラテン語のコミュニス(communis)すなわち共通したもの、 あるいはコモン(common )すなわち共有物と言われています。


 つまり、コミュニケーションとは、相手と共通の理解を作ることなのです。


 分かりにくいのでコミュニケーションが上手く取れていない例をあげましょう。

 例えば、親が子供に「ドリアンを買ってきて。」と言ったとします。しかしこれでは、伝わりません。
 なぜなら、ドリアンのこと自体を知らないため、ドリアンという言葉がお互いにとって共通の理解にならないからです。


 この時に、ドリアンを知ってもらうとしたら、写真を見せたり、特徴を伝えたり、実際に実物を持ってきて食べたりすることが必要です。

 こうすることで、子供はドリアンってこういうものなのかと理解することが出来ます。そのため、ドリアンという言葉が親と子供の間で共通の理解となるのです。



 このように、会話している内容がお互いが共通した理解の状態になってはじめて、コミュニケーションが成立したことになります。




現場でのコミュニケーションの問題


 実際に職場では、どのようなコミュニケーションの問題が生じているのでしょうか。

皆さんはこんな会話を経験をしたことはありませんか?
Aさんは上司、Bさんは部下の設定です。


A:「Aさん、退院時に必要なこの書類をやっておいて欲しい。」
B:「分かりました。やっておきます。」
(Bさんは書類の記載欄を埋めて終了。)
数日後、
A:「あの書類どうなった? 終わったなら、ちゃんと報告してチェックをもらいに来てよ。ホウレンソウは当たり前だよ」


どうでしょうか。明らかにコミュニケーションの問題が生じていると思います。

 ここでいうコミュニケーションの問題とは、AさんとBさんの理解のずれが生じていることです。


 

Aさんの理解:
 書類をやっておくとは、記載し報告してチェックをもらうこと。

Bさんの理解:
 書類をやっておくとは、記載しておくこと。



 このように、同じ「書類をやっておいて」という言葉でも、お互いの理解がずれてしまうことがあります。このずれが生じることでコミュニケーションの問題が発生するのです。


 では、どのようにすればコミュニケーションの問題は減っていくのでしょうか。





丁寧なコミュニケーションが問題を軽減させる


 問題のないコミュニケーションを取るためにはお互いが共通認識が必要です。その共通認識を作るためのポイントは2つあります。

一つ目は、詳細を聞く質問をすること。
二つ目は、自分の理解を確認することです。



 一つ目の、詳細を聞くこととは、それ自体がどのようなものであるか、どのような意味があるかとと聞くことです。

 ドリアンという言葉がそもそも分からないのであれば、「それは、食べ物ですか?」とか「どのくらいの大きさですか?」と聞くことですね。

 言葉の意味がそもそも分からないということは、言われた側の人は分からないことを認識できるため、解決しやすいと思います。



 二つ目は、自分の理解を確認することです。これは、相手の発言に対して自分の理解していることを自分の言葉にして確認するということです。


 先ほどの例ではAさんは「書類をやっておいて欲しい」と発言しましたよね。

 自分の理解を確認するというのは、その時にBさんが「書類を記載しておくだけで、誰かの確認とかは要らないということですか?」と伝えることです。

 ここまで丁寧に返答すれば、Bさんが理解している内容がAさんに伝わるため、Aさんが訂正することでお互いの共通認識ができます。
 それによりコミュニケーションの問題は減っていくのです。


 

 しかし、ここで一つ問題があります。
 この自分の言葉で理解を確認するのは、自分の理解がもしかしたら誤っているかもしれないと思わないと実践できません。


 
 先ほどの「ドリアン」という単語が分からないのは、自分で認識できるのですが、「書類をやっておいて」は自分なりの理解があるため、理解のミスが認識しにくいのです。

 また、このような丁寧なコミュニケーションは時間がかかるため、実際に毎回行うことはできません。

 

 だからこそ、自分の言葉にして確認するということは、コミュニケーションの問題が生じそうな時にこそ意識的に行うべきなのです。




まとめ

・コミュニケーションとは、共通認識である。
・コミュニケーションの問題を減らすには以下の2つが必要
 ①詳細を聞く質問をすること 
 ②自分の理解を確認すること
・自分の理解を確認することは、意識しないとできない。

 今回もここまで読んで下さってありがとうございました。少しでも日々の仕事や生活に役に立てば幸いです。

ではまた!

#竹中かずし #学んだことシリーズ #日記 #理学療法士



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