ジャンプ感想【2024年09号】逃げ若3周年
感想前に。TLには流したくなかったので触れなかったけど、さすがに思うところがある。
悲しすぎる。
経緯も真実も分からない。
でも、SNSが持つ言葉の力の恐ろしさを肝に銘じなければならないことだけは間違いない。
悪意ある言葉は当然だけど、一人が何気なく発した言葉ですら、何らかの攻撃性が含まれればそれは数の暴力となって誰かに押し寄せる。
「ネガティブな発言はしない」と決めてSNSをやっているはずなのに、魔々勇々の公式アカウントがないことへの不満を呟いてしまった自分を反省しなければ。
クリエイターとそれを取り巻く方々への敬意を失ってはならない。
ニュースに触れるのはスタイルに反するけどこのジャパサムさんの呟きを見て、考えを吐露するのも大事なのかなと思いました。
さて、気持ちを切り替えて感想!
魔々勇々の感想部分から、魔々勇々の個別記事に飛べます。
◆今週のベスト3
1 魔々勇々
持ち味全開!下駄に乗せたモニカの自棄な気持ちを拾って大切に返すエリシア尊い
2 アイシールド21
強者同士の認め合いという少年漫画の花形をレジェンドが1話ずっとやってたら面白いに決まってる。
3 カグラバチ
双城、俺がもう「解釈」したとおりの散り様だったよ…
◆逃げ上手の若君
土岐頼遠がいくら規格外の強さでも顕家の矢は無効じゃないし、認識をバグらせることはできても無策で突っ込まないバランスが松井先生の守備力だよなあ。
メタなことするけど台無しにはしない絶妙なところをいつだって軽々ついてくる。
◆ワンピース
黄猿ばっかり追ってしまう。
「行け」がかっこ良すぎる。少年漫画で描いていい組織人の哀愁のレベルを越えてるって思いかけたけどワンピースがやってるんだから描いていいのか。
◆夜桜さんちの大作戦
二刃姉ちゃん、年寄りの記憶だとそのクンッて動作悪役しかやっちゃいけねえって聞いたことあっぞ。
ひふみ今まで鼻についてたけど今回やっと好きになった。単細胞が相手の本質を見抜くシーンには豊富な栄養が含まれている。
◆アイシールド21
「達観した天才が実は一番熱い心を持っている」っていういわば蛭魔メソッド、多分稲垣先生が生み出したんだと思うんだけど、ジャンプで蛭魔の次にこれ使われたのが千空っていうね。
達観した天才なんてそんな簡単に書けるわけないんだよなあ。なんで連続で成功させてるんだ稲垣先生。
◆鵺の陰陽師
デザインセンスが…デザインセンスがすげえよ。攻撃が見えないことの100倍、豹変した少年の見た目に「戦うという選択肢はない」ことに説得力があるよ…
組織が設定したレベル3と戦える者の壁を感情だけでは全く破れない、ギャグの緩さと対照的なドライさが素敵。
◆グリーングリーングリーンズ
珀のスタンスを「安易に攻略サイトは見ない。」と理解してから本当に読みやすい。
自分で選んだ方法で成長したいんだよな。だから、自分が選んだ価値ある特別な情報は何としても見る。
現実社会で情報商材に金出したら負けだけど、金の準備も攻略の一環だから爽やかだ。
◆魔々勇々
本当は強くなんてないのに人のために奮い立たせることのできる勇気を「泣き虫で強がり」と表現できるエリシアは最強ヒロイン。
個別感想はこちら
どちらもエリシアとコルレオの会話を見たモニカの↓の表情。この表情の違いだけで心情の変化が分かる。
ケモ耳ガキ魔王、表情描写が強みのこの漫画のブーストとしてあまりにも強力。
そしてボイコミきましたね!楽しみ!
◆カグラバチ
磨き上げられた刀のように輝いた悪のカリスマは惨めに散ってこそ美しい。
双城が好きでカグラバチにはまったけど、生き残ってしまっては解釈違いだったのでチヒロのとどめの言葉含めて完璧な幕引きだった。
誰も救ってない非道なことしかしてない男だからね。刀への想いを認める以外の救いなんて与えちゃいけない。
◆暗号学園のいろは
魔々勇々が打ちきられてほしくないだけで他のも終わってほしくないって言ってるだろ!!
「嘘でしか本音の言えないあなただった」みたいな台詞を過去と対比しながらぽんぽん出してくれる漫画他にないだろうが…
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