「勤務医はただのブルーワーカーである」
こんばんわ!ずぴ丸です。
精神科の勤務医をしながらドローンやカメラの事業をしております。
事業をしている中でお金について学んだことを皆さんにお話ししていこうと思います。
今回は「勤務医はただのブルーワーカーである」です。
題名は衝撃的な話題ですね。驚かせてしまった方すいません。
医者という仕事を貶したり、否定したりするのが目的でないことを断らせていただきます。
医者って一般的にはホワイトワーカーであるイメージですけど
夜間勤務もあるし、肉体労働もあるし、実質ブルーワーカーなんです。
我々は患者さんに裁量権があって、他の医療職に指示をしたりする立場なんでそこが見えなくなってるんかなと思います。
でも病院という会社でみるとただの社員なんです。ポリクリとか研修医とかで回っていると威張っている先生とかいますけど全く自分が見えてないですよね。
今回は医者がホワイトだとかブルーだとかの議論は置いといてですね、全体としてはただの会社員であるってことが言いたいんです。
つまり、労働力を売って、時間を切り売りして仕事してるんですよね。
僕も今は勤務医なのでもちろんそうですが。
しかも病院というブラック企業で、お金は確かに少しいいかもしれないけど、労働基準法完全無視な業界で働いている会社員です。さらに訴訟だと病院だけじゃなくて個人の賠償責任が問われたりするので、それを考えると給料はむしろ安いくらいじゃないのかなと個人的に思います。僕も若い頃はそれに気づかずに1000万くらいもらえて喜んでました。私たち自身が、責任感に見合う給料とか深く考えたりすることもないですし、そういったお金の知識にも無頓着ですからいいように使われているのが現状です。国が違えば物価が違いますが、勤務医でも海外だと2000-3000万円くらいもらえているので責任を考えるとそれくらいが普通なのかもしれません。
さらに働き方改革が始まって当直が宿日直許可になって、事務手続き上は厚労省公認で休んでいると言われるようになって、仕事内容は変わってないですからね。
働き方改革によって宿日直中に働くのは医者が好きに働いていることになりました。なので宿日直中に働いて亡くなったりしても医者が命令を無視して勝手に働いた医者が悪いようになったんです。宿日直中の過労死は労災としても認めないっていうのが最近ニュースになってましたよね。今後もそういった流れになっていくのかなと思います。まさにトカゲの尻尾切り状態ですよね。完全にいいように使われてしまっているのが現状だと思います。我々はそういった法律にも疎いので、多くの医師は4月を過ぎても何も深く考えずに仕事を続けています。大学病院だとむしろ働き方改革で外勤を勤務時間にみなされずに労働時間増えてますからね。
そんな業界にいるんです。僕も昔は全然気にしなかったんですけど事業とかで関わっている人たちと話すとこの業界異常だなと思います。
みなさんにもまずはそこを知ってほしいなと思ってこの話をしました。
別に医師の仕事を辞めてFIREとかを目指そうとかではなくて、医師の仕事を続けながら副業をしたりとかお金の勉強をしてマネーリテラシーを高めることで新たに見えてくるものがあると思うんです。医師は圧倒的にお金の勉強が足りてないんです。だからよくわからないワンルーム不動産を買わされてしまったりするのがいまだに後を経ちません。医学部で全くと言っていてほど勉強してこなかったんで仕方がないですよね。なのでnoteでお金の知識を発信していくのでぜひ勉強して行って欲しいです。できれば小さくてもいいので事業をもてるような医師が1人でも増えると本望です。また法律の知識も発信していけたらいいと思います。
僕は医学生、医師のみなさんが好きです。
みなさんは真面目で責任感が強くて、自分のことより患者さんのことを第一に考えて働いている方ばかりで、本当にいい人が多くて好きです。
だから少し自分のことを気にして欲しいんです。少しでもいいので給料だけでなく事業で収入があればバイトをしなくても済むかもしれません。そうすれば労働時間を減らせて、過労死が少しは減るかもしれません。不動産などで騙されなければもっと家族などにお金を使ったり、他のことにお金をうまく運用できる可能性があります。
私は美容外科いって年収3000万あるから大丈夫とか、医者医者でダブルインカムだから大丈夫とか思ってる人、大丈夫じゃないですからね。
「自分が資本である会社員」と「時間を切り売りしている会社員」である限り、時間的かつ金銭的な豊かさは得られません。
大事なのは全て労働力や時間の切り売りに頼らずにそれ以外でも収入の柱を作っていくことだと思います。将来的には保険診療が右肩下がりになることもあり、ますます重要となってくると思います。
私もまだまだですが、一緒にもがきながらそこから脱しようと目指してくれる人が増えれば嬉しいです。事業をすることで、時間やお金の流れが変わって楽になった部分もありますし、実感しています。
このnoteを読んでくださっている医学生、医師、医療者の方は、リテラシーが高い人や何かしら未来に危機感をいただいている人が多いと思います。
みなさんならきっと明るい未来が待っていると思います。
今回は以上となります。
いつもと違うスタイルになってしまいました。
また同様の記事も書いていこうと思います。
今回は長くなってしまったのでここまでとします。
Twitterでも定期的に発信しております。
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