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韓国の医師の平均年収が3400万円まで増えている件

みなさんこんばんわ!ずぴ丸です!

韓国の医師の平均年収が3400万円を超えましたってお話しをしようと思います!普通にこの話聞くとびっくりしますよね。でもこれは勤務医と開業医合わせた平均年収なので勤務医だけの年収ではないんです。でも勤務医だけの平均年収も実は2200万くらいになってます我々勤務医の平均年収は1200万円なので、

ずいぶん高いですね!OECD加盟国の中で一位だそうです。

給料額が年間4%ずつ給料が増えてます。羨ましい限りですね。
韓国の医師の平均年収はこの20年近くで大きく年収が増えました。

もともと20年前は勤務医や医師の給料は日本と同等くらいでした。むしろ多少為替や物価の違いで日本の方が高かったくらいです。

韓国はいまやOECD加盟国の中で一位となりました。かたや我々の給料はこの30年間ほとんど変わっておりません。

この違いはなんでしょうか?

やはり保険制度の違い、専門医の価値が大きいと思います。

基本的に韓国では自分の行きたい診療科に進めるとは限りません。医学部などでの成績順に専門医に進めるコースなのか、いわゆる家庭医になるのかが決まります。美容外科、形成外科、眼科など収入の高い科は枠が制限されていてそもそも進む事ができません。医師の数もOECD加盟国の中で人口あたりで最も低く、また日本と違い科ごとに収入が同じではなくそれぞれの科で収入が異なってきます。そのため、一部の科は日本より大きな収入を上げる事ができ、それが平均年収の向上につながってます。また韓国では病院ごとに保険の総額の負担額が異なっていたり、上級の病院は診察料は実費請求だったり、混合診療が認められていたりします。

つまりある程度市場原理が日本より働きやすいんですよね!つまり物価が上がるとそれに相対して医療費も値上げすることができます。つまり、物価の分だけあるいはそれ以上に収入のコントロールができます。

日本はどうでしょうか?国民皆保険は1点10円です。混合診療も認められておらず、別途にサービスを合わせることも基本的に禁じられてます。その場合、市場の原理から離れた完全に閉鎖的なシステムで動くために市場経済が入ってきません。価格が点数によって統一されているため、物価が上昇しても保険診療の点数を上げない限りは給料が上がっていくこともないです。(そもそも物価がそんなに上がってないですが)
混合診療や診察料を別途で取れるならばそこで価格を調整したりできますが日本ではできません。

                                「ジェイトロ」より

上の図は韓国の平均賃金の推移です。この20年で大体1.4倍程度に上昇しています。一方、日本はこの20年間賃金が上昇しておりません。
あまり昔のデータがなかったので20年前に仮に韓国の医師の平均賃金が日本と同じ1200万円だとすると20年後にの2021年には1680万程度まで上昇することなります。
さらに年4%ずつ上昇したとするとちょうど2024年には2000万円程度となり韓国の今の勤務医の平均年収と近い数字になります。これは韓国の医師の年収が上がったと見ることもできますが我々の年収が相対的に低下したとみなせます。20年前から給料が変わっていないということは世界的に見ると給料が下がっているということになります。
この視点はあまり我々にはないですよね。
我々は30年近く年収が変わっていません。
30年前の平均年収を1000万円と仮定しましょう。韓国の賃金上昇を世界的な標準と仮定すると1990年の1000万円は2010年には1400万円となります。さらに2030年には1960万円となります。40年前の1000万円=2030年の約2000万円となります。給料が変わっていないということは給料が世界的、対外的にみて減っているということに変わりありません。加えて日本においては会社員の場合は税金が増えているので、同じ額面でも昔と比べて手取りが減少しているのでそれ以上稼がないと同じ生活レベルにはなりません。

我々にできることとすると
A:自由診療という完全自由競争社会で戦い成功する。
B:保険診療を行いながら、別事業を行なって収入を総合的に上げていく。

上記になるんじゃないかなと思います。
Aに関しては美容、脱毛、AGAなどがにいくことが挙げられます。
2000-3000万円程度が中央値でそれ以上稼げるのはあまり多くはありません。
もちろん2000とか3000万円とかあればそれなりに生活はできると思います。
ただし自由診療はかなり不安定さがあります。それだけで今後も生きていこうと思うと、ある程度売れて突き抜けるくらいでないと淘汰が待っている可能性が大きいです。
去年くらいに大手が経営が悪いからいきなり給料を下げたことがありました。そのような感じで来年の給料も予測がつかない業界が自由診療なので、覚悟があればいいと思いますが気軽にいくのはあまり勧めません。言ったものの給料が3000万円程度で止まってしまうようならば個人的にはさっさと辞めるか、他に稼げる手段を持つことを強くお勧めします。脱毛のバイトの給料が近年下がっているように保険診療と違い需要と供給のみの完全自由経済社会なので、人件費を払えなくなるか、払わなくても人が来るようになれば給料が下がるか上げないようになるかと思います。売り上げが立てられない人も容赦なくクビになると思います。

Bの方が多くの人に受け入れられやすい方針なんじゃないかなと個人的には思います。保険診療はいい意味でも悪い意味でもすぐには変わりません。下がっていくとしても急になくなったりはしません。少しずつです。その間に事業や会社を持って伸びていくものを複数持って収入のポートフォリオを作っていくようなイメージです。その中に自由診療も入れてもいいと思います。
保険診療、自由診療、産業医、コンサルティング、不動産、輸出業など複数持って割合を分散していく方針です。他の記事に書いた特措法開業もそのためのキーコンテンツになると思います。それを今後10年で仕上げることができればあまり日本の将来を過度に恐る必要もなくなると思います。変化の多い現代でもうまく対応できてくると思います。投資信託でいうETFとかオールカントリーみたいな方針ですね。

どちらの戦略もみなさんのライフスタイルや考え方で異なるので正解はないです。
でも何も考えずに、行動せずに勤務医をしていてそれでもいいって人なら全然いいですけど、これを読んでいるみなさんは多分何かしら疑問を持っている方が多いと思うのでぜひ行動されるといいと思います。そういった方の参考になるような記事をこれからも書いていこうと思います。
ぜひ継続的に読んでいただけると嬉しいです。
今回はここまでとなります。
また引き続き記事は書いていきますのでぜひご覧ください!

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