【詩のようなもの】景色

君ヶ浜から見える犬吠埼灯台
ふたりが好きな景色
何も話さない
聞こえてくるのは波の音と海風
それでも時折 あなたの横顔を見るだけで
こんなにも幸せを感じれる
あなたは そんな私に気づいてか
わたしを見て微笑む
そしてまた 何も話さずに海を眺める
かすかに触れるお互いの肩
初めて手を握ってくれたのもここだったよね
お互いに真っ赤な顔して
でも嬉しくて 嬉しくて
泣いてしまって あなたを困らせたね
あの日から 何か特別な時は
必ずここに来るようになって
ファーストキスも
初めて二人で朝を迎えたのは
シーサイドホテル
そしてプロポーズもね
真っ赤な顔して何度も何度も言い直して
わたしは泣いて頷くしかできなくて
お互いに答えは分かっていたのに
おかしな二人だよね
でも いつかは......どちらかが

一人で来るのかな?
写真とか持って.....

仕方ない事だけど 寂しいよね
だから約束して 一人で来るのは あなた
わたし 待つの得意だから
ちゃんと待ってるからね

だって 愛してますから

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?