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芸術に触れる

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芸術に触れて心が喜んだ感想など
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#美術鑑賞

田中一村展 - 東京都美術館 その溢れる技巧と苦悩から生み出される作品に感銘

いつものことながら、素人で芸術に無知な私は、田中一村氏のことは存じ上げず、美術手帖のWeb…

Kazuo Yoshida
1か月前
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104 GALARIEで平松 麻さんの作品に出会う

104 GALARIEで開催されている「グループ展:ローバと・ボンシオ、平松 麻、ドナータ・ヴェンダ…

Kazuo Yoshida
4か月前
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雪景色に魅かれて 野地美樹子氏個展 「樹を見つめて」 日本橋三越本店

過日こちらのnoteで書いた郷さくら美術館の展覧会。そちらで展示されていた鳴門の絵に魅かれて…

Kazuo Yoshida
11か月前
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東山魁夷氏作 秋翳(しゅうえい) MoMATコレクション展 東京国立近代美術館

先に記しました棟方志功展。 そのチケットで所蔵品展、MoMATコレクション展が鑑賞できますの…

Kazuo Yoshida
1年前
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棟方志功展 東京国立近代美術館

棟方志功さんは幼い頃から親しみのある作家さんです。 昔、京都の河原町に「スエヒロ」という…

Kazuo Yoshida
1年前
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杉本博司氏 「本歌取り 東下り」を鑑賞して 松濤美術館

言わずと知れた著名な現代作家である杉本博司氏。 一時期、京セラ美術館にも置かれていたガラ…

Kazuo Yoshida
1年前
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「知覚させるかたち」 中西洋人氏個展 京都千總ギャラリー 神々しい木の姿の美しさを堪能

正直にお話をしますと、この展示をお目当てに訪れたのではなく、訪れるまで中西さんという作家を存じ上げませんでした。であるからこそ、その偶然の出会いに喜びも深くなるのでした。一期一会かセレンディピティか。 場所は京都の三条烏丸にある千總ギャラリー。帰郷にあわせたお目当ては、同ギャラリーで同時開催されている「見えない水を見る」と題された展示の中の円山応挙さんの保津川図でした。 ところが、その手前のスペースに並べられた木彫の作品群にまず吸い寄せられたのでした。 私は森が好きです。

LIGHT光 テート美術館展へ

光の洪水に溺れそうな灼熱の夏。 仕事を休んで午後にテート美術館展を観に東京新美術館を訪れ…

Kazuo Yoshida
1年前
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月夜の雪景色に耽溺 木島櫻谷展-泉屋博古館

梅雨らしく朝からしとしとと雨の降る6月11日、とある絵画をお目当てに泉屋博古館東京を訪れ…

Kazuo Yoshida
1年前
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雨の週末 Artと緑の散策

GW後の最初の週末土曜日。晴れていれば、開花しているであろう奥武蔵の秘密の花園や那須に大好…

Kazuo Yoshida
1年前
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MOMATコレクション でお花見

朝は強めの雨で、自宅でまったり読書で始まった3月最後の週末。 雨足が緩まった午後から毎年恒…

Kazuo Yoshida
1年前
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エゴン・シーレ展

数日前から雨予報だった3月18日土曜日の朝、日時指定のチケットを事前購入して「エゴン・シ…

Kazuo Yoshida
1年前
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長谷川等伯 氏作 「松林図屏風」

新年 明けましておめでとうございます。 皆様にとって笑顔が溢れる充実した一年となりますよう…

Kazuo Yoshida
1年前
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美しい日本の心象風景たち

雨予報だった12月17日、日本の風景絵画の展覧会を観に山種美術館を訪れました。こちらは、大好きな東山魁夷さんや速水御舟さんの作品を多く収蔵されているお気に入りの美術館。年に数回は訪れています。 今回、事前の情報でお目当てとしていたのは、次の三作品。  田渕 俊夫 氏作 「輪中の村」  菱田 春草 氏作 「釣帰」  東山 魁夷 氏作 「白い嶺」 田渕氏は、以前に「祥雲禅寺の庭」でも少し触れましたが、智積院講堂の襖絵に惹きつけられた方。菱田春草氏は、展示されれば必ず訪れる永