ワクワクスイッチ®︎ No,17 今言ってもわからない大事なこと…
『教育とは流水に文字を書くようなはかない業である。だがそれを巌壁(がんぺき)に刻むような真剣さで取り組まねばならぬ。』 森 信三
高校の教員時代、もの凄く愛情深くも厳しい校長先生に、「おい大房!教育とはの!川に墨で字を書いているのと一緒なんだ!」と指導されたことを今でも鮮明に覚えています。一回言ってわかったと思うな!ということですね。
本当に今も身にしみてわかります…
『愛情の反対は無関心』
言わないことも簡単にできます。放っておくことも簡単です。そして、しつこく指導するのはエネルギーが必要です。でも、絶対に目を背けてはならないと自分に言い聞かせています。
いつか指導した選手が、なにか困難にぶつかったとき、私が指導したことを思い出し、その局面で役立ててくれればいい!そんな思いで指導することがよくあります。
『巌壁(がんぺき)に刻むような真剣さで取り組まねばならぬ』
『愛情の反対は無関心』
高校は3年間しかありません。この3年間で何を残してやれるのか。
自分に言い聞かせて全力で選手と向き合っていく事が指導者の使命だと思っています。
『今いってもわからないことに、「大事なこと」がある』
わたしがプロ野球の監督だったとき、春季キャンプの時期になると「監督ミーティング」と称して、毎日、仕事論や組織論、人生論などを選手たちに語っていた。
そして、ミーティングの最後にはいつも、「いま話したことはまだわからないかもしれないが、年齢を重ねるうちに少しずつわかってくる」とつけ加えた。
仕事や組織のこと、それに人生のことなどは、ある程度人生経験を積んでからでないとわからないことも多い。
しかし、わかるときがくるまでただ待つのはいかがなものか。わからないからこそ、早い段階で教えておかないと、困る時が必ず訪れる。
いまいってわかることだけではなく、いまいってもわからないことに大事なことが含まれていて、それを指導者がいい続ける事が人間教育だとわたしは思っている。
人間的成長なくして、技術的進歩はない。
いまいってもわからないかもしれない。それでも、いつか選手がなにかの困難にぶつかったときにわたしが話していたことを思い出し、その局面で役立ててくれればいい。そういった思いをもって、説き続けるのが指導者の役割なのである。
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