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欲しいほしいホシイ~第4章~

今日はここ最近の中では少し肌寒く感じますね。真上の部屋から地面を踏みしめる足音がなっており集中力が削がれに削がれてきています。

今日は第4章「さあご一緒に、言葉のこと」のご紹介になります。

この章は「広告コピーがどのようにあるべきか」という内容について書かれています。実際に自分の周りにある広告コピーをこの章を読んでから見てみたら面白いかもしれないです。

この章の内容をまとめると
①レトリックについて
②ほんのひと手間が愛を生む
③コピーが目指すところ

の3つになると思います。

レトリック?ひと手間?って感じだと思うので早速詳しく解説していきます。



①レトリックについて

レトリック ことばを巧みに用いて美しく効果的に表現すること。また、その技術。修辞。(精選版日本国語大辞典)

と辞書では定義されています。

作者は「レトリックは.zipファイルのこと」というようにとても砕けた言い方をしています。

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こう言っている理由は


「レトリックが様々な意味を一つにまとめて伝える技法である」

からです。

広告はズバッと「この商品はこうだ!!!」という必要があります。「きれいで、つややかで、素敵で、、、」なんて言っているとまどろっこしくて見てもらえないですよね。なので、一つの言葉に多くの「意味」や「願い」を込めてコピーを作るわけです。


送り手(コピーライター)が圧縮した情報を
受け手(生活者)が解凍する(理解する)


この営みが広告コミュニケーションというわけです。



②ほんのひと手間が愛を生む

「ほんのひと手間」を広告コミュニケーションの際に送り手(コピーライター)が意識することが大事です。

よく「馬鹿な子ほどかわいい」といわれますが、人は自分が手をかけた物事に執着してしまいがちです。(自分で手間をかけて作った角煮はおいしくて箸が進みますが、同時に食べるのがもったいないと思ってしまいます。同じですね?)

この心理を広告に生かすのが「ひと手間」なんです。

ひと手間があると、受け手は「解凍」という「ひと手間」を加える必要があります。

このことで無意識のうちに広告への「小さな執着」が生まれます。これが愛情やブランドイメージなんてものと密接に結びついていくわけです。

この際のひと手間は大きすぎず、小さすぎず、ほどほどにというのが大事です。

大きすぎる(難しすぎる)と見捨てられ、

小さすぎる(優しすぎる)と相手にされず、

ほどほどだとかわいがってもらえる

というわけですね。(奥が深いですね)


③コピーが目指すところ

単刀直入に言うと、「コピーの大きな役割とは、企業と生活者の仲間意識を生み出すこと」です。

そのため、創意工夫を凝らし、企業と生活者がともに歩みを進める必要があります。

企業が生活者を置いて行っても、企業が生活者に置いて行かれても、生活者は相手にしてくれません。

少年ジャンプで連載中のワンピースでは「仲間」というのが重要なキーワードです。そして、仲間同士の信頼を示す数々の名言があります。

(ナミの「ルフィ、助けて」、サンジの「くそお世話になりました!」が自分の中では好きな言葉です。)

ここまでの仲間関係を作るには一朝一夕にはいきません。

企業が自分に振り向いてもらい、仲間になってもらう、そのためにしっかりとした足場のあるコミュニケーションを構築しなければならないというわけです。

人は言葉で結ばれている。それは、人と企業も同じというわけです。(企業も人の集合ですからね)

そして人と企業の場合は言葉を「広告コピー」といっている。それだけのことだと思います。


最後に

今日は「言葉」、もっと言うと「コピー」についてまとめてきました。

明日は少し寄り道をして色々な広告コピーの「解凍作業」を自分でやってみようと思います。

初めての試みで、難しいかもしれないですが、頑張ってみたいです。

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