それは誰からの言葉?〜おはなしメモ

いまいち使い方のわからなかった「おはなしメモ」
おめめどうのハルヤンネさんは「おはなしメモはノーベル賞モノ」だと仰るのだが、そこまでのものかと良くわからなかった。
今日受講した思春期セミナーで、

親が仲介・代弁せず、
誰からの言葉なのかをはっきりさせ、
本人と直接対峙させる

ことが大事だと習った。
そうすることで社会性が生まれると。
そのための補助ツールが「おはなしメモ」である。

ということで、帰宅後にさっそく実践してみた。


息子に伝えるべきは、来年度から放課後デイの利用曜日が変わること。
(報酬改定の影響をかなり受けてます我が家…)
そのことを、母親(私)が代弁するのではなく放課後デイの人の言葉として伝えてみた。

こっちのデイは個別療育中心
こっちのデイは集団療育

本来ならば、それぞれのデイにこれを書いてもらうのがいちばん良いのだろう。
しかし実際は私が書いてるわけで、これでは代弁と変わらないのでは…??
と思うが、確かにこれだと誰から誰に伝えているのかというのは、一目でわかる。

息子はこの2つのメモを並べて見て、
「ああ、うん」
とだけ言った。
おそらく理解したのだと思う。

これは実は結構すごいこと。
息子はできるだけルーティンを変えたくない、「いつもと同じ」を好む子だ。
いや、そうだと私が思い込んでいただけかもしれない。
それが、毎週繰り返される日常生活のスケジュール変更をすんなり受け入れている。
数日前に、来年度のスケジュールの変更があるかもしれないことは確かに伝えてあり、本人にも何曜日が良いかの相談はしていた。
前もっての相談があったことはもちろん良かったのだが、それでも、すごい。
誰から何を伝えられるのかを視覚的にしただけで状況をすんなり受け入れられるとは!!

というわけで、おはなしメモもどんどん積極的に使っていこう。
やっぱ視覚支援、大事だわー(n回目)

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