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サくら&りんゴ #39 秋の準備はまずピクルスつくりから

ファーマーズマーケット

地元Innsifilでは毎週木曜日に開催されているファーマーズマーケット。

お気に入りひまわりさんの手作りスィーツは変わらず健在。見た目も地味で素朴な味のケーキたち。でもそういうのがスキ。

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写真の一番上はデイツスクェア。デイツとオートミールの柔らかいスイーツ。白いのはキャロットケーキ。たっぷりのクリームチーズのフロスト。その右はラズベリーのケーキ。
色々試してみたくて買うが一度には食べられない。デイツスクェアはデイツの甘さだけで作られていると思ったが結構な甘さである。こちらの人々の甘さへの許容度が大きすぎてびっくりすることしばしば。やはり体のつくりが違うと思う。許容度の低い私はそれぞれを半分に切って冷凍庫へ。

さて今回は足を延ばしてNewmarketのサタデーファーマーズマーケットに行ってみる。雨模様にもかかわらず人出が多くてびっくり。すでに駐車場がいっぱい。Innisfilと違って街である!ミュージックバンドも出ている。

地産野菜のテントでは超でっかいズッキーニ。

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向こうのテントにはこれまた超デカのラディッシュと思ったらTokyo turnipとあった。カブだ。スーパーでは見かけないので、白くてつるつるしたあの日本のカブの存在をすっかり忘れてしまっている。

ここではラディッシュ2種とマッシュルームそしてズッキーニのマフィンを買う。マッシュルームは成長の度合いで呼び名が違うことを知る。ズッキーニマフィンは、ズッキーニブレッドと共に自分で作ってみたいもののひとつ。アイリーンがレシピを教えてくれると言っていたっけ。

Newmarketから西に向かい高速400を超えたところにあるのはハイウェイ9ファーマーズマーケット。

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キュウリがどっさり

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これらはピクルス用である。裏庭でも作っているブラックスパインは今年はあまり収穫が良くなかった。

ハイウェイ9ファーマズマーケットではピクルスやコンポート等ホームメイドの瓶詰もずらり。

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その中で私の目を捉えたのが卵のピクルス。カントリースタイルと言うのが興味をそそるではないか。大好きなビーツのピクルスも買ってみる。

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珍しい食べ物を見るとつい試したくなるのが私の性。
こんな色のお豆も見つけた。
可愛いピンク色の水玉模様。

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クランベリービーンズと言うらしい。

しかし茹でるとショッキングピンクは薄れてしまってちょっと残念。キドニービーンズよりもまろやかな味。

最近気になって調べているのがピクルスとサワークラウトなど発酵食品の違い。ピクルスとはいったい発酵が進んだものなのか?

しかし卵のピクルスが発酵食品だとちょっと怖い気がする・・・

判明したことは
ピクルスは過熱したビネガーなどに浸したもので、基本殺菌されたものであり、発酵食品は塩に混ぜることでそのものから出てきた水分に浸し発酵を促したもの。ビネガーではなく発酵によって酸味が出てくる。

そんなわけで卵のピクルスは発酵食品ではない。食べてみるとかなり酸っぱい。唇が梅干しになり胃がきゅんとする。しかしこれがやみつきになって、あっという間に食べ終わってしまった。ちょっと気になったのは卵がかなり小ぶりだったこと。ラベルを見るがエッグとしか書いていない。鶏の卵だと思い込んでいたがあるいは?

さて、私も野菜の発酵に挑戦。カリフラワー、オニオン、ベルペッパーをジャーに入れ、2カップの水に大さじ2の岩塩を溶かした液に浸す。こちらは水を入れるが水道水をそのまま入れない事。殺菌のための塩素が発酵を妨げるからである。三日ほどで発酵が始まる。紅茶のパック、あるいはベイリーフを一緒に入れると野菜たちがクリスピーに仕上がる。
毎日ふたを開けて空気抜きをする。

さてどんな風に仕上がるか。秋に向けて夏野菜の保存食作りがそろそろスタートである。

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気づけばご近所のメープルツリーが薄っすら色を変え始めていた。昨日からすとんと気温が落ちてもう湖には入れない。ドアを開けたらあっという間に秋が押し寄せてきそうである。

まだ入らないでと扉を両手で押さえている。



日本とカナダの子供たちのために使いたいと思います。