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サくら&りんゴ #68 英語ネィティブ4歳児の語彙力(マ、マジ?)下ネタ注意

最近週末は決まって、ベビーシッターをしている。
この日はもうすぐ4歳と1歳半の兄弟。

東京で子供向けの英会話教室を運営しているので、どうしてもここカナダの子どもたちの言語習得に関心が行く。

預かった彼らの両親は英語ネィティブではない。しかし、アクセントはあるものの堪能である。お兄ちゃんはプリスクールに弟はデイケアに行って、平日は一日ネィティブ英語の環境である。

まず1歳半の彼は、ダディー、マミィー(マミィーよりダディーの方が頻度高!)そしてお兄ちゃんの名前を言うことができる。
そしてYes の時はダー。NOのときは No-no-no-
そんな中、三語文が言えることに気づいた。
それは I see you
子どもの英語とかかわっている人はすぐにピンと来ただろう。
Peek, Peek I see you
つまり日本語のいないいない、ばあである。
Yesよりも音が出しやすいのかもしれないと今更ながら気づく。
トイレに入って隠れそしてドアを開け、I see you と言う。ちゃんと意味も分かっている。
音が違えどもグローバルないないいないばあである。

さてお兄ちゃんの方はかなり話すことができる。
This is a penは聞いたことがないが、もっと複雑なことが言える。

画用紙に貼り付けたワニらしきものをはがしながら
Crocodile is not happy because I took off his body なんて。
ほほ~!
ちゃんとふたつの文を繋げることができる。

おしゃべりで、クラフトをしながらひとりで
I’m gonna を使って……..,レインボーを描くんだ、ここを切るんだ、恐竜を作るんだ~と話している。
ほほ~
近未来の表現(笑)もできる。

そしてなぜかeel(ウナギ)が出てきて、日本と違って身近で見たことがなかったので驚いていると、eelはYucky(気持ち悪い)だという。日本では食べるよ、美味しいよと言うと
yucky, yucky. One yucky, two yuckies と言っている。
ほほ~!
ちゃんと単数と複数の認識はすでにできているわけね~(ちなみにYuckyは形容詞なので複数形はないけど)
大体日本語ネィティブの私たちは普段、 シューズはshoeの複数形だとか、ソックスはsockの複数形だとかあまり考えていない。


笑えたのが、意味深そうに
You know what(あのさあ)…と話しかけてくることである。妙に大人びて、クスッである。
そして、弟を呼ぶときに
Come on, Baby!
おもしろすぎるではないか、どこで耳にしているのか。

し,しかしである。
ほほえましく笑っていたのは最初の何日かだけ。だんだん私や環境に慣れて来ると、彼のネィティブ語彙力さく裂。
私はもう真っ青。

What the heck ( 何だこりゃあ)
Get out of here( 出てけ!)
You bastard (くたばれ!)


モンテソーリのプリスクールにヘルプで入っていた時、こんな言葉は耳にしたことがなかった。(あるいは私が知らなかっただけ?)
モンテソーリの先生たちの前で子供たちはおりこうさんであった。
サークルタイムでミス・マックビーが hateと言う言葉を使ってはいけないと子供たちに話していたことがあった。それを説明するときでさえ、彼女はその言葉を発音しないと言う注意深さであった。
You basterd! なんて聞いたら卒倒していたかもしれない。

さてこのほぼ4歳の男の子はいったいこんな言葉をどこから仕入れているのだろう。親が見ている映画かドラマか?多分ゲームか?
What the heckは日常的にあるとしても、あとの二つはどんな状況下で仕入れたのか。4歳にも満たない彼がその意味をほんとうのところで把握しているとは思わない。何もわからない1歳半の弟に向かって言っていて、しかし状況的には使い方を間違っていないのである。
言葉を注意をすると、
Oh my sweet baby と言って弟にキスキスキス。
これまた笑える。

でも彼は本当のところ、弟に対するジェラシー以外はちっとも困った子供ではない。
たとえば英語圏のすべての子どもたちが知っているであろう
Brown bear brown bear what do you see?
の本をまるごと空でいえるし(字は読めないが、正確に記憶している)
絵を描いたり工作が好きで、そんな時はすごい集中力である。


なんせ私は、すっかり大人になってからの英語習得のため(学校で習った科目での英語は勘定に入れないとして)全くバイリンガルでなく、こういった学校では教えないがその地で育っていれば必ず知っているであろう言葉を知らない。知っているが、知らない。
つまり、大体は夫が使っていて”学習”したが、私には今ひとつピンとこないのである。夫はfxxxさえもしょっちゅう使って、その言葉にしても私は”学習”しただけで、ネィティブの人たちのような理解はできていないと思う。

そしてこの4歳児語彙の極めつけは

Booby (まぬけ、女の人の胸の意味ある) fart(おなら)

まぬけ野郎のおなら、くらいに受けとめたが、だってまだ4歳にも満たぬ子供ですからね、でも一応ググってみる。
そのスラングの意味を知らなかったので。
しかしboob(同じように女の人の胸の意味ある)とのコンビネーションでしか出てこなくて、しかし、その意味は。。
夫がいたら、嬉々として答えてくれそうな言葉である。
やれやれ、知り合いに聞かなくって良かった・・・。
私は体形的に無理ですが(笑)

意味を知りたい方は下記リンク参照。
日本語に訳されたものを探したが出てこず。

淑女(!)の私には解説できません。

ボキャブラリー、ネイティブ4歳児に完全に越された感あり。

そう言えばずーっと前、アメリカから東京に引っ越した7歳の男の子、母が言うには初めての日本語はおっぱいだったらしい。

男の子の興味も時代を超えてグローバル。




日本とカナダの子供たちのために使いたいと思います。