やらかしちゃったエピソード
お客さ〜ん
お支払いを先にぃ!
タクシーのドアに手をかけて出ようとしていた私。
あちゃ〜
てっきりUberのつもりでいた。オンラインでピックアップ場所と行き先を入力し支払い済みだと思い込んでしまった。
あぶないあぶない、タクシー乗り逃げになるとこだった。
日本に帰国、空港のリムジンバスを降りてタクシーで家まで行こうとしたときのことである。
乗ったときも運転手さんに
んでどちらまで?
??(なんで聞くのモードな私)
運転手さんにはてんでわけのわからない2秒の間であった。
いきなりのやらかしちゃった事件である。
しかし、帰国してなんといっても一番気を付けるのは車の運転。
こちらはやらかしちゃってはいけない。
娘が乗っているナミヘイ(車の名前)。
娘が使用しないことの確認にLineを送る。
ナミヘイと出かけてくるね
気を付けて~走行車線、間違えないように
アーニャからの返信。つまり日本はカナダと違って車は右ハンドル。
車の多い東京で走行車線を間違えることはないさ~。
見ればわかる!な私である。
しか~し右折の時。これが要注意。
ついクセでまず左から車が来ていないかを見てしまう。
ところがそこには車の後ろ姿しかないわけで。
ン?と思っている間に右から車が来ていたりする。
あぶないあぶない。
走行中は車線中央の右寄りより左寄りの方が体がしっくり来てしまうところも要注意だ。
ほんとに東京の車線は狭くて少し寄るだけで接触してしまう。
家畜をのっけたカナダのどでかいトラックなんて絶対通れやしない。
この日そんなひやひや運転で渋谷到着。
さて、今回は日本ブランドの(部品は違う国の製品でも)ラップトップを日本で買うつもり。
カナダで使っていたノートパソコンは帰国前日にバッテリーが完全に死に絶えた。
ネットで大体の値段やブランドを下調べして量販店に行く。
日本に戻ってきて一番ラクことはやはり言語である。
何を言っているかすぐ理解できる!(笑)
ところがである。
この量販店で説明してくれるお兄さんの話がてんで聞き取れないではないか!
なぜかIT関係のお兄さんは話すスピードが超高速
すみません、もう少しゆっくり話してもらえます?
カナダで聞き逃せない事項の時に何回も言ったこのフレーズ。ここ日本でも使うはめになるとは!
なんせカタカナ語に弱い私。
何のこと?
と思っている間に量販店のお兄さんは次の説明に行っちゃっている。
さてようやく”大体”わかって、心づもりしていたNECのLAVIEシンガポール組み立てのパソコンを購入。
ンで海外在住の方知っていました?
タックスフリーで買えることを。
私はパスポートの持ち合わせがなかったが、入国のスタンプがあれば日本パスポートでもタックスフリーになるとのこと。(ということは入国時にブースで押してもらう必要あり?あるいは航空券でも可能?)
税金を海外で納めていることを口頭で確認されたけど。
そういうことを知らなかった私。(今まで高額な買い物をしてこなかったせいか?)
国がどこであろうと私自身のおとぼけは変わらないと今さらながら恥じ入った次第。
さてさて
帰国していつも思うのは
日本のスィーツ売り場が可愛い💕
東京に戻るとつい身の回りの細かいことや見かけのきらびやかさに心をとらわれてしまう。
湖の向こうに昇る太陽や月、空高くから舞い降りる水鳥の力強い翼。木の香り水のにおい。
そんなカナダでの暮らしから東京にもどると、そうだった、私はかつてここでの生活に違和感を覚え始めていたのだったと思い出す。
生活は豊かだったし、都会は華やかだった。
コンサートやイベントや美術館や映画館や、タワーの上から世界を見下ろすレストラン。そんなことは今だって好きだと思う。
渋谷の若者たち、新宿の喧騒、銀座のネオン。
代官山の素敵なお店、松濤の瀟洒な邸宅、広尾のアメリカ。
あるとき、何もかもが粉飾されただけのものに見えてきた。
実際そういう生活の中にいた。
そして虚像の中に空洞が見えたとき
30年いたからもう十分だ、
そう思えた。
そんな世界から私を救って夫は
人間本来の生と死というものをカナダの地で教えてくれた。
日本とカナダの子供たちのために使いたいと思います。