コーチングで支える本当の成長とは
成長するとかキャリアアップするって、
どんなイメージだろうか。
ゲームでいえば、主人公が体力をつけたり技を磨いたり、はたまた、新しい鎧や武器を手に入れて、次のステージへ行くことと思うかもしれない。
でも、本当の成長とは、鎧を脱ぐことから始まるのでは?
というのも、ほとんどの人はかなりの鎧を着ている。
鎧とは自分が傷つかないようにするためのもの。
こういった、ねばならないを身にまとうことで、誰しも自分を守ろうとしているのかもしれない。
そういう鎧を着たまま新たな武器を手に入れようとしたら、どうなるだろう。
強くあらねばならないと思っている人は、より強くあるための武器を手に入れようとする。
間違ってはいけないと思っている人は、より間違わないための武器を手にすることになる。
つまり、鎧を着た自分を、さらに強固にしていくということだ。
成長とは、果たしてそういうことなのだろうか?
「ねばならない」という鎧を脱いでみたら、
奥底に本当にしたいことがあるのではないか?
私はこれがしたい。
これがしたかったんだ。
そういった本音に気づき、そこに向けて進んでいくことこそが、本当の成長といえるのではないか。
それはイモムシが変態することに似ているかもしれない。
自分が蝶になるとは知らないイモムシがいたら、立派なイモムシになれるよう頑張るだろう。
でも、「蝶になりたい」「自分は蝶になるべき存在だ」と思っているイモムシは、そのための努力をする。
両者の間では「成長」の方向性がまったく違う。
前者は、イモムシとして大きくなっていくのが成長であるのに対し、
後者は、なりたい自分に変態していくことが成長であり、それはイモムシのまま居続けることではない。
このとき、自分をイモムシにとどめているのは自分自身であり、着ている鎧がそうさせるのではないか。
だからこそ、本当の成長とは、まずは鎧を脱ぐことから始まる。
しかしそれは、一人で内省するだけでは難しい。
コーチという存在が大きな助けになる。
そこにコーチングの価値がある。
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