言ってもらえずに【最低男の結末】 前編
毎週恒例になってまいりました、オリジナルソングのリリース。
今回音源化したオリジナル曲は「言ってもらえずに」という歌です。
失恋ソングなんて気取っちゃってますが、なんてことない、最低男の末路を描いた恥ずかしい歌ですよ。。。
とある知り合いの話。
若かりし頃、年上の女性とアルバイト先で知り合ったとか。
そのお店でベテランだった彼女と、新人として入ったばかりの彼。
人見知りの彼女とは、休憩が一緒になっても話すこともなく。
数ヶ月経って。
バイトにも慣れてきて、飲み会の席にて。
些細な話題から話すようになった二人。
バイトの休憩が一緒になった時、何気ない話をしていた。
彼「新しいスニーカーが欲しくてさぁ〜」
彼女「あたしもバイト用のが欲しいんだよね」
そんな会話をしていると、
彼女「ねぇ、一緒に靴を買いに行かない?」
ドキッとした彼。
そんな内心を隠しながら、至って冷静を装う。
「あ、いいですね!」
どうせ社交辞令だろうなと話を進めていると、
彼女「じゃあ、今度の金曜日にしよ!」
あ、マジか。。。
そして数日後の金曜日。
「なになに?これから二人でデートなの?」
バイトの先輩方に冷やかされつつ、二人で電車に乗って吉祥寺へ。
それが初めての吉祥寺だった。
サンロードを歩きながら、ABCマートへ向かった。
二人ともスニーカーを購入。
時間にして、1時間ほどしか経ってない。
『あっという間だったな…』
そう思って靴屋を出ると、
彼女「ねえ、もう少し遊んで行こうよ!」
そんなひと言から、うなぎを食べて、ゲームセンターへ。
(うなぎってねw 今考えると💓)
(あ、知り合いの話ね💦)
何時まで遊んでいたのか。
終電間近と言う時間帯。
彼女の住むアパートまで、吉祥寺から歩いていける距離だという。
歩いて帰ると言うので、さすがにこんな時間だし、
「大丈夫ですか?💦」
いやらしい意味じゃなく、送りましょうか?という話になり。
日付が変わった深夜の住宅街を、いろんな話をしながら歩いた。
時間にして30分ほどの距離だったか。
彼女「着いたよ」
彼女が指さしたハイツ。
今日は楽しかったね、なんてちょっとした別れ際の話をしてると、
彼女「ちょっとトイレ行ってくるから待ってて」
彼は、「帰るから気を使わなくていいですよ」と言うも、彼女はそれはなんか悪いからちょっと待っててと繰り返し言う。
都会に来て、デートなんて、楽しかったなぁ。。。
静かな住宅街の夜空を見てると、彼女が階段から降りてきた。
「ねえ、ちょっとコーヒーでも飲んでいかない?」
!え
ってなったピュアな彼 笑。
彼「こんな時間にさすがにマズくないっすか?💦」
(何が?w)
彼女は、嫌だったら別に無理にとは言わないけど、と。
別に嫌なわけじゃないけど、
このシチュエーションの正解がわからない💧
社交辞令なのか、「じゃ、お邪魔しまーす」でいいのか。
何度か「寄ってく or 帰る」のラリーをした後、じゃあ少しだけということになり。
部屋に上がると、意外と殺風景な部屋。
引っ越しが大変だから、あまり大きな家具は置かないんだとか。
パジャマに着替えてきた彼女。
ちょっとドキッとした。。。
近くに座るのも変だし、部屋の中途半端な隅っこに座る。
深夜3時を過ぎた頃。
さすがに泊まるわけにはいかないと思って、タクシーで帰ることに。
明日も朝からバイトだ。
数時間しか寝れないが、そんなことは気にしていなかった。。。
翌日。
バイト先では、
「昨日は楽しかった?あれ、もしかして💕?」
「いやいや、普通に買い物しただけですよ💦」
部屋に上がったことはもちろん内緒で。
…そんな始まりだったとか。
詳しく知ってるので、続きはMBH.ブログにて書こうと思います。
興味があれば、物語の続きをお楽しみください。
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