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コロナで撮影が激減したので日本政策金融公庫にいってきた体験談①

どうも、カメラマンのあべです。
新型コロナウイルスの影響で仕事が激減しました。

例年、3月は保育園の卒園式やお別れ会、小学校・中学校の卒業式の撮影依頼が多いはずなのに、保育園関係は全滅。小中学校も縮小や中止が多かったです。そして、それ以外の企業からの広告撮影系もぱったり無くなってしまいました。2011年に開業してから、ほぼ自転車操業状態で、特に蓄えもない状態で、どうしたもんかと思い日本政策金融公庫に行くことにしたのです。

まず、こちらが「新型コロナウイルス感染症特別貸付」のページ。
ここの下の方に「新型コロナウイルス感染症特別貸付のご提出書類・お申込手続きはこちら」があります、ここから必要な書類をダウンロードできました。


私が事前に用意したのは下記の書類です。

①借入申込書(書けるところだけ書きました、借入金額は空欄のまま)
②新型コロナウイルス感染症の影響による売上減少の申告書
 (wordでダウンロードするとPC上で入力できて便利でした)
③ 2018年と2019年の青色申告決算書一式(コピー)
④ご商売の概要(これもExcelでダウンロードしてPCで入力できました!)

ここまでは、指定の必要書類ですが、スムーズな相談のために下記の書類も用意しました。

⑤仕事の内容が視覚的に伝わるもの
(著書のAmazonページのコピーや、撮影した写真の一覧など)
⑥現在の仕事の状況と、今後の事業計画を簡単にまとめたレポート
⑦購入したい機材とその金額をまとめた表

これらをもって、いざ日本政策金融公庫 仙台支店へGO!
行く時、私は普段着の革ジャンとジーンズでいきました。
その方がカメラマンっぽいかと思って(笑)
一緒にきてくれた旦那はスーツではないけどジャケット着用。

仙台支店は仙台駅前の高速バスターミナルが入ってるビルの9階です。

エレベーターを降りると銀行の窓口みたいな入り口がありました。
どこに何て聞いたら良いかキョロキョロしてたら、窓口のお姉さまが「今日はどのようなご用件ですか?」と聞いてくれました。

「コロナウイルス関連の融資を受けたくて…(›´ω`‹ )」と伝えたら

「こちらの番号でお呼びしますので、そちらに掛けてお待ち下さい(笑顔)」
と、番号札をもらって待合いのソファで待つ。周りをみると飲食店のオーナーさんっぽい人とか、ヘアサロンの店長さんみたいな人がいました。

番号で呼び出されて通されたのは、普通の銀行の仕切られた窓口カウンター。
担当してくださった窓口の女性が、今回の融資についてとても丁寧に説明してくださいました!

で、問題になったのが融資の金額。

融資してもらえるのは運転資金設備投資の2種類

まず、運転資金は文字通り事業を継続するために必要な資金。
事業所の家賃とか、光熱費とかの経費。
日本政策金融公庫(以下、公庫さん)の提案はこうでした。

青色申告書の1年間の経費総額 ÷ 12ヶ月 × 3〜4ヶ月を運転資金として融資

一応、ここでは3〜4ヶ月となってますが、状況が変わらず悪い場合は追加の融資も受けられるとのこと。この時点では、運転資金の融資だけになりそうで、この金額ではちょっと不安だなぁ…と思っていたのです。

で、あらかじめ用意しておいた事業計画と購入希望機材のリストを見せてお話したところ「では、運転資金に加えて、購入希望機材の表にある金額を設備投資として加えましょう!」と、いう感じで融資額が増えました!

この購入希望機材のリスト。
ただ欲しいものを書いたわけではありません。どうして必要なのか、これを購入したら売上が上がるのかを説明できる必要がありますので、理由をしっかり用意していきました。

私の場合は、B to B(企業からの受注)が全滅なので、B to C(個人からの受注)を増やしたいので、フォトプロップや貸し出し用の衣装の購入費用、必要なレンズ、背景紙の購入費用を設備投資したいと相談しました。

購入希望機材の表を作っていった私グッジョブ!

とりあえず、この時点で申し込みを完了。
え、あっけない( ꒪⌓꒪)

【窓口で申込した後の流れ】
担当者から電話で面談日程の決定

担当者と面談

審査

担当者さんから面談の日程について電話きたのは翌日でした!(スピーディ!)
日程が決まり、いよいよ面談。

【面談に持参して欲しいと言われた物リスト】
・身分証明書(運転免許証)
・公共料金や税金の領収書
・自分と旦那の通帳

朝一で公庫さんに行って待合のソファで待っていると、なんと前の席に知り合いがいてびっくり。「お互い頑張りましょう」と挨拶をしました。

本当に仙台は世間が狭くて悪いことができません。


担当者さんがきて、面談の個室に通されました。
机の中央にはアクリル製のつい立てが設置されていて、個室のドアも半分あけて換気しながら面談スタート。本来なら1時間程度する面談もコロナの感染防止のため、30〜40分に短縮されてかなりスピーディ!

担当者さんとは、審査を通すにあたって書類と事業計画の確認をしました。返済の計画についても、猶予を設けたりできますよーと追加でアドバイスもらえたのが心強かったです…

今までお金を借りるって、クレジットカードのキャッシングくらいしか経験なかったので、ドキドキしましたが、公庫の皆さんは終始丁寧に教えてくださいました。゚(゚´ω`゚)゚。

【面談後の流れ】
審査 → 通ったら郵送される書類を提出 → 振り込み

え、なんか思ったよりスムーズすぎやしません?
お金借りるってなんか反社会的勢力的な893的な人たちのイメージ強くて…
血判とか左手小指とか必要ないんですか?!
それに、よくドラマで連帯保証人とか担保とか聞くけど無担保の融資ってあるんですね!

そして、昨日。
公庫さんの担当者さんから「審査おりました!」と連絡いただきました!!!

やったー!!!!°˖✧◝(⁰⁰)◜✧˖°


一応、これから届く書類をかいて返送したらなる早で融資金額が振り込みになるそうですが、コロナのせいで混み合ってるので最短で大型連休明けと言われました。それでも融資してもらえるだけとてもありがたい。゚(゚´ω`゚)゚。

Twitterで「公庫 コロナ 融資」で検索したら「借りれなかった」って投稿が結構あったんですが、きちんと準備していけば大丈夫そうです。

私が大事だと思ったのは↓

・青色申告決算書をしっかり作っておいて損なかった
 (ちゃんと経費計算しといて良かった、几帳面な旦那に感謝)

 ・実績がわかるものを形で残すの大事
 (本出版しといてよかった)

 ・事業計画で必要な機材と金額調べておく
 (これが無かったら設備投資の融資うけられなかったと思う)

もちろん返済はしなくてはいけませんが、現金があるのは安心感半端ないです。

それに、自転車操業状態では難しい設備投資ができるのが嬉しい…
(これでやっと壊れてた70ー200 F2.8 が修理に出せる…)


コロナのせいで生活苦しいフリーランスの皆さんが公庫に行って廃業せずに済むきっかけになれば嬉しいです!

長々と読んで頂きありがとうございました!

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