終戦の日に想うこと〜私を変えた1本の映画〜

本日、8月15日。終戦の日。75年前は生まれてもない。
15年前までは、映画を見るのが好きではなく(学校で強制的に見さされてたのが好きではない始まり)、特に戦争の映画は本当に嫌いで(血を見るのが嫌)。
そんな私がつれて行かれたのが、当時終戦60年で作られた映画「男たちの大和」でした。
当然、大スクリーンに映し出されるのは、血がバンバン飛び散って、
どんどん人が亡くなっていく場面がいっぱい。
目をつむったり、薄目で見たり。
でもなんだかいつもと感覚が違っていた。
嫌だと思いながら、もう一度見たい。
で、数ヶ月後にDVDを買って、なんどもなんども見たんですよ。
恥ずかしながら、それまで歴史を学んだ事がなく、戦艦大和のこととか、
特攻とか、ほとんど知らなかったんですよね。
で、調べたり、のちに知覧へ行ったり、靖国神社へ行ったり。

生きたいのに生きられなかった人がいる。
大切な人を守るために命を使った方がいる。
この方々がいらっしゃらなければ、今私たちはいない。

戦争をしたかったり、死にたかった訳ではないと思うんですよ。
でも本土決戦になったりしたら、もっと空襲が多くなれば、
大切な人たちも亡くなってしまう。

もっと色々な考えもあったと思います。
そんな事を考えていたら、私の命って私のものではなく、預かりものだな、と。
それならこの預かりものの命と肉体と脳みそ、何に使おうか。
自分の楽しみやごく少数の周りの幸せのためにだけ使っていてはもったいない。

この日本という国を遺してくださったのだから、
私が次に遺していくものはなんだろう。

それから15年、何かできたかというと、大きな変化は生み出せていない。
でも確実に動いていることもある。
大切なのは、想い続けて、やり続けること。

「あなたが生きている今日は、昨日誰かが生きたいと願った明日かもしれない」


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