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各デバイスを含めた、サービス全体を考えてモノを作るための授業(UX Failcon 登壇レポート)

この記事は、2017-07-05に他ブログで書かれた記事の転載です

こんにちは、デザイナーの上田です。最近 High Resolution という海外のデザイン組織を特集している Podcast を聴き始めてまして、あまりに面白いので、全コンテンツ日本語訳できないかなーと、もやもや検討してます。

さて、先日 UX Failcon 〜先人たちの偉大な失敗と成功〜というイベント (主催はDMM.comラボさん、UX MILKさん、CAREER HACKさん)でお話をさせていただきまして、今回はそちらの記事を書かせていただければと思います。

UX Failcon 俺みたいになるな!!

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UX Failcon とは、テレビ朝日で毎週日曜よる21時58分〜放送されている「しくじり先生 俺みたいになるな!!」というテレビ番組をイメージし、UXデザインを実践した事例の中から、失敗した経験とそこからの修正と着地までの話を提供するといった趣旨のイベントです。

登壇のお誘いを受けた際、改めて自分自身の経験を振り返ってみていくつか候補が浮かんだのですが、失敗からの修正や着地といったところに比較的対処できているアプリプロジェクトでの話を今回はさせていただきました。

PCメインのサービスなのに、アプリ好き勝手に作っちゃった

しくじり先生のフォーマットに習って整理すると、

どんなしくじりか?

好き勝手にアプリをつくった結果、使いづらいアプリにしてしまった

どんな先生か?

PCメインのサービスなのに、PCとの一貫性を無視してアプリ好き勝手に作っちゃった先生

といった内容でお話しさせていただきました。

クラウドワークスはもともとPCのみだったのですが、2015年以降アプリでもサービスを展開しています。

私はアプリのプロジェクトでサービス改善やUIデザインの担当として関わっていたのですが、プロジェクトの進め方やUIデザインにおいてしくじりポイントがあったので、そのあたりの内容をお話しいたしました。

詳しい内容は、スライドをご覧いただけると幸いです。

伝えたかったこと

スライドにもある通り、アプリ未経験でプロジェクトに取り組んだ背景もあり、目先の数字だけに囚われて定性的なものを軽視してしまったり、PCメインのサービスなのにアプリ独自の仕様をたくさん詰め込んでしまったりと、反省点の多いプロジェクトでした。

サービス改善の経験を重ねたり、UIデザインを学習する中で当時を振り返って「じゃあ、どうすればよかったのか?」と見えてきた部分もあるので、同じ失敗を繰り返さないための教訓として、以下のような内容を共有させてもらいました。同じような状況にある人にとって、少しでも参考になればと思っています。

教訓 其ノ一「数字だけに囚われることなかれ。」

定量的な数字のみ追ってしまい、定性的なものを軽視していたので、 自分たちが好き勝手に作ってしまったことに気づけなかった。

教訓 其ノ二「アプリはユーザー体験の一部。一貫した設計を意識せよ。」

デバイスの役割は被り、はっきり切り分けられない。 逆に機能に一貫性を持たせることで、相互に代替できるようにすべきだった。

さいごに

UX Failcon は企業やプロジェクトの規模を問わず、普段聞けない失敗事例を知れるので、自分自身も他の登壇者の方の話を聞いてとても勉強になりました。後日、CAREER HACKさんがイベントのレポート記事を公開して下さるそうなので、よろしければそちらもウォッチしていただけるとうれしいなと思います。

といった感じで、日々、試行錯誤しながら業務に取り組んでいます。そんなクラウドワークスにご興味ある方、恵比寿のオフィスまで気軽に遊びに来てください!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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