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管理者は船、従業員は電車

管理者は孤独になるもの

“経営者の孤独”とはよく言いますが、うちくらいの規模感の会社を経営していても孤独感は感じます。
これは経営者ではなくリーダーやマネージャーであっても、そのポジションの役割をはたそうとすれば、孤独を感じるでしょう。
管理者として、チームのメンバーに厳しいことを言ったり、売上や実績について追求したり、そんなことが続くと、「なぜちゃんとやってくれないのだろうか、しっかり考えているのだろうか・・・」とメンバーのモチベーションや視座の低さにゲンナリすることもあります。
その時に、ものすごい孤独感を感じてしまいます。

でも、その孤独感を感じる人が、リーダー・マネージャーとしての適正かとも思います。

経営者の仕事は船

経営者は、従業員やその家族の生活を背負っています。
長期的にみてその従業員やその家族を安心させてあげられるようなゴールまで連れていかなければなりません。
出発したら途中で止まることもできない船を、必ず目的地まで辿り着かせなければなりません。

会社で働く人は、会社を選ぶことができます。
今いる会社を退社することもできます。
退社することは悪いことでもなんでもありません。
いつでも降りれる電車に乗っているようなものです。

経営者の立場で言うと、働いている会社のスタッフには、「電車に乗っている人」と「船に乗っている人」がいます。
組織の中で大きなことを任せるべきなのは「船に乗っている人」です。
仕事の能力云々以上に、ここが僕にとって重要なポイントです。

管理者の孤独の正体

正体は、「電車の人」と「船の人」のモチベーションの違いから生まれるものだと思います。
みんな同じ志を持つなんて、なかなか無理な話です。
スタートアップ企業のインタビューとかで経営者が、「このメンバーと志を共にして〜」とか言ってるのを聞くと、“そう思っているのはあなただけかもよ”って感じます。
自分の熱い想いは、残念ながら多くの人には響きません。
そういうもんだと思ったほうがいいし、その中で同じ視座で見ることができる人を探していくのが、管理者の仕事かなと思います。

経営者・マネージャー・リーダーは、自分が管理する人達に対して、“最終的に良くなるよう”に指導・判断をしなければいけません。
目の前の楽や楽しさだけを与えていてはいけません。
時には、すぐに理解してもらえないかもしれない。
不満を持たれるかもしれない。
それでも、少し先の未来から逆算したときにそうするべきであれば、しないといけないのが管理者です。
そこに、孤独の溝が生まれます。

厳しい判断を怖がるな

一緒に働くチームのメンバーに厳しい事を言うのは、みんな好きではないです。言いたくないです。でも言わないといけません。
でも、僕が今までの経験で思うことは、「本当に真剣に考えて言う厳しい判断であれば必ず理解してくれる人もいる」と言うことです。
全員の理解を得る必要はないと思っています。
同じ人でも、違うタイミングで理解することもあります。
社員90人規模になった弊社において、90人のコンセンサスを取れるとは思ってないです。
同じように理解ができる人が、同じ船に乗って目的地に向かうために必要な人だと思っています。
どうにかしてもっと良い会社にしたい!と思って働いている人は、そういう人を日々探して仕事をしているんじゃないかなと思います。

ここで何が言いたかったかというと、
人を管理する立場の人は、
誰に何を思われようとも、
正しい判断だと思ったことに躊躇するな!
と言うことです。
言うべきことを言わず、どんどん悪い方に進んだほうが、管理者としての信頼や評価は下がってしまいます。
だから、本当によく考え、間違えないと思った通りに進めたらいいはずです。

人数が増え、エリアが増え、だんだん僕の手から組織全体が離れていっています。この先の経営に重要なのは、そういったことができる優れたマネジャー・リーダーの考えと行動だと思います。

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1月から新潟での業務がスタートし、毎週仙台オフィスで対応しています。
ご飯美味い!!

札幌オフィスでは健康経営の一環で、毎月フットサルとバスケをやっています。
僕も札幌いる時は参加してますが、最近、筋肉痛にならなくなってきた!いい傾向なのかも!

先日、札幌メンバーとボードに行きました。
鎮痛剤飲んで、水溜まっている両膝に耐えながら、キッカーに入る46歳です。
恐怖を感じるまで頑張ります。

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