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山田 和正
2017年8月30日 10:41
あぶら蝉が暑さをかきたてるように鳴く真夏日。定時。仕事をいそいそと切り上げると、小走りで酒場へ向かう。体が欲するのは、キンキンに冷えた、黄金色に輝く命の水。本日のお目当ては、荻窪「煮込みや まる」。お店に到着し、さっそく「とりあえず、生!」と威勢よく注文しようとした瞬間、目の端に何かを捉えた。はて、何だろうこれは?お品書きに書かれているのは、日本酒の銘柄と女優の名前。「辨天